オープンワークは10月22日、「『日本の残業時間』四半期速報」の7~9月分集計結果を発表した。調査は社員口コミサイト「OpenWork」に寄せられた口コミデータから残業時間を全体と業種別にまとめた。
2014年1~3月(45.09時間/月)の集計開始以降、減少傾向が続いていた残業時間だったが、4~6月集計の23.53時間/月から微増し、7~9月集計では24.11時間/月だった。
「メーカー・商社」「金融」は引き続き減少傾向
業界別にみると、特に増加幅が大きかったのは「不動産・建設」(プラス3.95時間)と「メディカル」(同2.50時間)。このほか、1時間以上増加した「コンサルティング」(同1.36時間)、「IT・通信・インターネット」(同1.51時間)、「サービス、小売、外食」(同1.40時間)をはじめ、ほとんどの業種で4~6月集計より増加した。
一方で「メーカー・商社」(マイナス1.15時間)、「金融」(同0.04時間)が継続して減少した。