10月21日、ホンダ・レーシング・コーポレーション(HRC)はスペインに本社を持ち石油やガスを扱うエネルギー会社のレプソルと2022年まで2年間の契約に関して合意したことを発表した。
HRCとレプソルは1995年からレプソル・ホンダとしてパートナーシップを組み、ロードレース世界選手権の最高峰500ccクラスを経て現在はMotoGPクラスに参戦している。
同チームはこれまでマイケル・ドゥーハン、アレックス・クリビーレ、バレンティーノ・ロッシ、ニッキー・ヘイデン、ケーシー・ストーナー、マルク・マルケスといった数々のレジェンドライダーを輩出しており、MotoGPを語る上で欠かせないチームとなっている。
26周年を迎えた2020年はレプソル・ホンダ・チームとしてマルク・マルケスとアレックス・マルケスの兄弟コンビでチャンピオンシップを戦っており、2021年にはマルク・マルケスのチームメイトに新たにポル・エスパルガロが加わることが発表されている。
レプソル・ホンダ・チームは協力関係が始まった1995年からこれまでで通算180勝、447回の表彰台とタイトルを15度獲得した。そして今回、2020年までの契約を交わしていたレプソルとホンダは、新たに2022年まで2年間の契約を延長することを発表した。
HRCの野村欣滋代表取締役社長は「レプソルとのパートナーシップをさらに2年間延長することができて、常に素晴らしい気持ちです。我々はともに信じられないほどの成功を収め、モータースポーツ界では他に類を見ないパートナーシップを形成しました」とコメント。
「私たちはこれまで、そしてこれから直面するすべての障害や困難を克服するために、ひとつになって働いてきました。2020年は世界的に困難な年となりましたが、レプソルとともに目標に向かって努力を続けてきました。私たちは今、この旅を一緒に続け、グランプリレースの歴史にさらに多くのページを書くことを楽しみにしています」