リクルート住まいカンパニーは10月19日、「SUUMO住んでいる街 実感調査2020 札幌市版」を発表した。調査は3月にネット上で実施し、20歳以上の男女1万4400人から回答を得た。
札幌の住民に愛されている街(駅)ランキング1位は「静修学園前」(札幌市電)。街並みに懐かしい雰囲気が残る一方で、札幌市電のほか、地下鉄南北線で大通にアクセスしやすい便利な街だ。
10位までの駅を「中央区」が独占
また、札幌まつりや豊平川での花火大会、行啓通商店街のお祭りなど大勢の人が集まる機会もあり、札幌コンサートホールKitaraや豊平川も徒歩圏であることから賑わいもある街。これら以外にも、
「徒歩や自転車の移動が快適だ」
「ゴミ処理等の行政サービスが充実している」
といった点で評価されていた。
2位は「円山公園」(地下鉄東西線)。桜の名所である円山公園や北海道神宮など、四季折々の自然も楽しめる立地となっており、お洒落なカフェやレストランも多い。他の理由としては「メディアによく取り上げられて有名である」といった声が寄せられた。
3位以降は「西線9条旭山公園通」(札幌市電)、「西18丁目」(地下鉄東西線)、「西線14条」(札幌市電)、「バスセンター前」(地下鉄東西線)、「西28丁目」(同)、「西15丁目」「東本願寺前」「西線6条」(以上、札幌市電)と続いた。
上位10位までの駅はすべて中央区で、札幌駅西側エリアの駅が多くランクイン。また、1位の「静修学園前」をはじめとした札幌市電沿線の駅が人気だった。
徒歩での買い物が便利だと感じる駅や今後発展しそうと感じる街ランキングでは「バスセンター前」(地下鉄東西線)が1位を獲得している。
「バスセンター前」は、複合商業施設のサッポロファクトリーなど利便性で優れており、前出のランキングでも「今後発展しそう」といった理由で6位のランクインしている。
また、他の部門においては、教育環境の充実度で「あいの里教育大」(JR札沼線)、お祭りなど地域の交流が盛んな駅で「行啓通」(札幌市電)、物価が安い駅で「手稲」(JR函館本線)がそれぞれ1位だった。