アウディは今週末10月22~25日、スパ・フランコルシャンで行われるトタル・スパ24時間のドライバーラインアップを調整し、DTMドイツ・ツーリングカー選手権のフロントランナーであるレネ・ラスト、ニコ・ミューラー、ロビン・フラインスの参加を取りやめることを明らかにした。
DTMで選手権ランキング上位3人のドライバーは当初、アウディスポーツのファクトリーサポートによって、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジとGTワールドチャレンジ・ヨーロッパのハイライトである耐久イベントに参加するチームからの出場が予定されていた。
アウディの声明によると、ラストとミューラー、フラインスの3名は、スパでのドライブを中止し、11月6~8日にホッケンハイムで行われるDTM最終戦に専念することになったという。
突然の欠場がアナウンスされたアウディDTMドライバーの代役には、マシュー・バキシビエール、デニス・マルシャル、ドリアン・ボッコラッチが採用されたが、アウディはこれらのドライバーがどのチームのアウディR8 LMSに乗るのかは明らかにしていない。
フランスのモータースポーツメディア『Endurance-info』はバキシビエールとマルシャルが、チームWRTの30号車でクリストファー・ミースとR8をシェアすることになると説明している。
これにともない30号車での出走が予定されていたドリス・ファントールが、レネ・ラストに代わって僚機31号車に加わり、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・エンデュランスカップの選手権リーダー車をケルビン・ファン・デル・リンデ、ミルコ・ボルトロッティとともにドライブすると伝えられている。
バキシビエールは今季のGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ開幕戦となったイモラ3時間レースで、ファン・デル・リンデとボルトロッティとともに優勝を飾った。ADAC GTマスターズのレギュラードライバーであるマルシャルは今回の代打参戦がSROモータースポーツ・グループが運営するGT3レースでのデビュー戦となる予定だ。
ボッコラッチはミューラーの代役としてアウディスポーツ・チーム・サンテロックのラインアップに加わり、2017年スパ24時間の優勝ドライバーであるマーカス・ウィンケルホックとクリストファー・ハーゼとマシンをシェアすることになる。
フランスの元FIA-F2ドライバーである彼は今季、イモラとニュルブルクリンクで行われたエンデュランスカップラウンドで、ウィンケルホックとハーゼとトリオを組んでいる。