10月18日(日)、栃木県のツインリンクもてぎで開催された2020年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦スーパーバイクレース in もてぎのJSB1000クラス レース2で3位フィニッシュした清成龍一(Keihin Honda Dream SI Racing)に失格の裁定が下された。失格の理由はブレーキ冷却用のエアダクトを装着してレース2に出場したためだ。
ドライコンディションで行われたJSB1000クラスのレース2で、オープニングラップに4番手につけた清成は加賀山就臣(Team KAGAYAMA)を2周目にかわして3番手に浮上。その後は2番手の中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)に追いついて2位争いを演じたが、一歩届かず3位でフィニッシュ。清成は暫定表彰台に上り、その足でトップ3会見に出席した。
公式車検は16日(金)に行われた午前と午後のA.R.T合同走行の間、10時~12時に行われた。この公式車検は年間出場チームのART(Association of Road racing Teams)会員である場合は、シリーズ第1戦のみ通常車検だが、それ以降はシリーズ途中で車両変更およびTカーの追加登録をする場合を除き車検の簡素化が受けられることになっている。
この件についてKeihin Honda Dream SI Racingの伊藤真一監督は株式会社ケーヒンのレースレポート内で「決勝レース2は清成選手が中須賀選手とバトルをしてくれたことで、ハード面やライダーとしての課題など、さまざまなことが見えたレースになりました。今回のレースでヤマハに追いついたとは思っていませんが、追いつくための貴重な課題を得ることができました。しかしチームの認識不足で、付けてはいけないパーツを装着していたと指摘され、失格という判定が出てしまったことを申し訳なく思っています」と謝罪のコメントを残した。