Colorsは10月19日、「新型コロナウイルス感染拡大が結婚式に与えた影響」に関する調査結果を発表した。調査は8~10月にネット上で実施し、新郎新婦343組から回答を得た。
3~8月に結婚式を実施する予定だった新郎新婦のうち、過半数が「延期した」(53.9%)と答えた。また、3組に1組は「キャンセルした」(38%)と回答している。
「周りから式はどうするの?と聞かれるのが苦痛以外の何者でもありません」
結婚式を延期した人からは、
「考えるだけで涙が出てきてしまい、周りから式はどうするの?と聞かれるのが苦痛以外の何者でもありません」
「正直すごくショックでした。招待状とかも全て出して、みんな来てくれると言う返事をくれていた直後だったので」
「式を挙げる日への思い入れもあったので、コロナの影響で理想の挙式日に挙げれなくなった事がショックです」
といった悲痛の声が寄せられた。
延期後の日程がコロナ終息前だった場合については、多くが「再延期を検討」(84.3%)と回答。なお、結婚式の延期を決定した新郎新婦の約7割が「延期費用が無料だった」とも答えている。
一方、挙式を中止した場合は、新郎新婦の65.3%がキャンセル費用を支払っていた。平均費用は67万7813円。内訳のうち、最多は「50.1~100万円」(20.4%)で、次いで「1~10万円」(16.3%)、「30.1~50万円」(10.2%)などと続いた。中には「200万円以上」(2.0%)とした人もいた。中止した人からは、
「入籍をして結婚のイベントを楽しみにしていただけに、今回のキャンセルの決断は非常にショックが大きく、立ち直るのにも時間がかかりました」
「コロナ拡大のなかで、来ていただく親族や医療関係等を考慮し、また不安な気持ちを抱えての結婚式は行いたくなかったので今回はキャンセルを決断しました」
「父親の病気の関係で、遅くとも今年の秋までには結婚式を挙げる必要が、年内にコロナウイルスが終息するとも考えられない為中止し、キャンセル費用で200万円支払いました」
といった声が寄せられた。中には「新型コロナウイルスの対応に関して、結婚式場への不信感が拭えないため中止した」というように、式場への不信感からキャンセルした人もいたようだ。