JAFは10月16日、「信号機のない横断歩道における歩行者優先」に関する調査結果を発表した。調査は8月に各都道府県2か所ずつで実施し、横断歩道を通過する車両9434台を対象に実施した。
歩行者が渡ろうとしている場面で、一時停止した車は2014台(21.3%)だった。
一時停止率が最高だったのは「長野県」の72.4%
一時停止した車(21.3%)は、2018年の8.6%、19年の17.1%から増加傾向にあった。
都道府県別にみると、一時停止率が最高だったのは「長野県」(72.4%)。2016年以降、毎年首位が続いている。2位以降は「兵庫県」(57.1%)、「静岡県」(54.1%)、「新潟県」(49.4%)、「島根県」(43.2%)などと続いた。
一方、最低だったのは、「宮城県」(5.7%)。次が「東京」(6.6%)、「岡山県」(7.1%)だった。
調査結果を受け、同社は
「横断歩道では手前で減速、歩行者優先。横断者も意思表示を」
「横断歩道で停止している車両の側方を通過する場合、側方通過前に一時停止しなければなりません」
と呼び掛けている。