スパ・フランコルシャンは、2022年に予定している2輪耐久レースへの準備を含め、8000万ユーロ(約99億円)をかけた改修プロジェクトに取り組んでいくことを明らかにした。
2022年6月に2輪耐久レース、EWCスパ24時間レースが開催されることが、昨年発表された。スパ・フランコルシャンはFIMのグレードCライセンスを取得するために、いくつかのコーナーのランオフエリアにグラベルトラップを設置するという大規模な改修を行うことになる。
今回の改修プロジェクトにはサーキットのインフラのアップグレードも含まれており、新しい観客用施設が今後10年間にわたって徐々に追加される。
グランドスタンドやVIPエリアの一連の改修では、サーキットの座席定員数を13,000席まで増やすか、もしくは現在の会場の常設座席数を2倍にするという。
スパの改修の第1段階は、EWCスパ24時間レースに間に合うように完了される。
「今後10年間にわたって積み重ねていく投資によって、私たちは夢が現実になることを示していきます」とスパ・フランコルシャンの代表であるナタリー・マイレは述べた。
「一流の耐久レースから始めることで、『モーターサイクルプロジェクト』の最初の目標を達成することになります」
「現在、新型コロナウイルス (COVID-19)のパンデミックの渦中に無観客イベントを行っています。その困難な時期においてこの発表を行うことは、一層重要なことです」
「スパ・フランコルシャンのDNAにはレースが含まれていますが、ファンがいなければそれは同じものにはならないでしょう。このプロジェクトは観客のための改善も含んでいるのです」