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野左根が開幕5連勝でヤマハがワン・ツー。加賀山就臣は6年ぶりの表彰台/全日本ロード第4戦もてぎ JSB1000レース1

2020年10月17日 17:51  AUTOSPORT web

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2020年全日本ロード第4戦もてぎ:表彰台を獲得した加賀山就臣(Team KAGAYAMA)
10月17日に栃木県のツインリンクもてぎで行われた全日本ロードレース選手権第4戦もてぎのJSB1000クラス決勝レース1は野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝した。

 23周から21周に減算され、激しい雨の中でスタート。好スタートを切ったのはポールシッターの野左根。清成龍一(Keihin Honda Dream SI Racing)、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)と続く。

 オープニングラップの5コーナー。水野のインをついた秋吉耕佑(au・kosuke racing)だが水野のマシンに接触。2台ともに転倒。マシンから火が上がった。これで赤旗中断。

 改めてグリッドにつき直す。水野は無事にウォームアップラップに出たが、ピットから出た秋吉はウォームアップラップ中にマシンが止まり、再びピットに向かう。

 21周のレースが再スタート。再び野左根がレースをリード。中須賀、加賀山就臣(Team KAGAYAMA)、岩田悟(Team ATJ)と続く。

 オープニングラップからヤマハファクトリー2台が後続を引き離す。加賀山を先頭としたセカンド集団は岩田、清成、濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)の4台で形成。

 3周目に岩田が加賀山を捕らえて3番手浮上。その岩田を清成がパス。清成はセカンド集団から抜け出してトップ2台を追い始めるが、すでにヤマハファクトリー2台は7秒近いアドバンテージを築いている。

 中須賀を背後に従えてトップで周回を重ねる野左根。清成は単独3番手走行。岩田と加賀山は濱原を引き離して2台で4位争いを展開する。

 一時は0.8秒ほど中須賀を引き離しつつあった野左根。しかし7周目にファステストラップをマークした中須賀は、野左根との差をじりじりと詰める。9周終了時点でその差はコンマ1秒。

 一方、Tカーで走り続けていた水野は11周目でピットに戻ってしまう。レース後半は再び中須賀との差を広げだした野左根。しかし中須賀もペースを上げてその差を詰める。

 同時に清成のペースが落ち、加賀山が3番手浮上。トップが16周終了した時点で亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)が転倒。マシンがコース上に残ってしまい、赤旗が出される。そのまま15周完了時点でレース成立。野左根が開幕5連勝。中須賀が2位、加賀山が2014年最終戦鈴鹿のレース2で優勝して以来となる3位表彰台獲得となった。