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2021年F1カレンダー案が明らかに。バーレーンで開幕、サウジアラビアGP初開催で全22戦の計画

2020年10月17日 07:01  AUTOSPORT web

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2019年F1バーレーンGP
FIA(国際自動車連盟)は10月9日、リモートによる世界評議会を開催し、主要世界選手権の2021年カレンダーについて協議した。ここでWEC、WRCなどいくつかのカテゴリーのカレンダーは決まったものの、F1については、新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延が収束していないとして、暫定カレンダーの提示すらできなかった。

 今年は世界中のあらゆるモータースポーツイベントが、コロナウイルスの影響を受けた。しかしそんな中でも、来シーズンに向けては少しずつ前向きな姿勢が見られる。たとえばフォーミュラEは、1月16日にチリ・サンチアゴで開幕戦を行うことが決定している。その1週間後にはWRCが初戦モンテカルロラリーを開催し、WECは3月19日のセブリングを皮切りに、5月1日のスパ・フランコルシャン、6月12、13日のル・マン24時間、7月18日のモンツァ、9月26日の富士スピードウェイ、11月20日のバーレーンと、世界各地での転戦が決まっている。

 一方、F1に関しては、FIAは慎重な姿勢を崩さない。とはいえ水面下では、各サーキットとの交渉が続けられている。f1i.frによれば、来季のカレンダーは下記のような一覧となる見通しだ。もちろんコロナの状況次第で、スケジュールの大幅変更は起こりうる。あくまで現時点でFIAとF1が望む理想のカレンダーということだ。

 まず注目すべきは開幕戦で、久しぶりにバーレーンで開催されることになる。おそらく冬のテストをいまだにコロナが収束していないバルセロナを避けてバーレーンで行い、そのまま開幕戦に繋げるということだろう。

 一方でメルボルンは、例年の3月から10月に移動する。オーストラリア政府が依然として、海外からの流入を厳しく制限しているためだ。なお、日本GPは10月10日に第17戦として開催する予定が組まれている。

 そして最大の変更点は、ブラジルGPが消失し、代わりにサウジアラビア・ジェッダでの市街地レースが開催されることだ。

■2021年F1世界選手権カレンダー案(f1i.frまとめ)
Round日程グランプリ13月14日バーレーンGP23月28日ベトナムGP34月11日中国GP44月25日アゼルバイジャンGP55月2日オランダGP65月9日スペインGP75月23日モナコGP86月6日カナダGP96月20日オーストリアGP106月27日フランスGP117月11日イギリスGP127月25日ハンガリーGP138月29日ベルギーGP149月5日イタリアGP159月19日ロシアGP169月26日シンガポールGP1710月10日日本GP1810月24日オーストラリアGP1911月7日アメリカGP2011月14日メキシコGP2111月28日サウジアラビアGP2212月5日アブダビGP