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LVMH7~9月期は業績が回復傾向、ルイ・ヴィトンやディオールなどのファッション&レザーグッズ部門は12%増収

2020年10月16日 20:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

LVMH公式サイトより
LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン グループ(以下、LVMH)が、2020年第3四半期(7~9月)の業績を発表した。売上高は前年同期比7%減の119億5500万ユーロ(約1兆4726億円、1ユーロ=123円)。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」を展開するファッション&レザーグッズ部門の売上高は前年同期比12%増となった。各部門では、新型コロナウイルスの影響による減少幅は緩やかとなり、全体的に回復傾向が見られている。

 部門別では、ファッション&レザーグッズ部門のみ前年同期と比べて増収となり、セレクティブ・リテーリング部門(前年同期比29%減)をはじめとする4部門は減収となった。ファッション&レザーグッズ部門は、売上高が59億4500万ユーロ(約7323億円)を記録。主力ブランドであるルイ・ヴィトンや、新作バッグ「ディオール ボビー(DIOR BOBBY)」がヒットしたディオールが牽引したほか、「セリーヌ(CELINE)」「ロエベ(LOEWE)」 「フェンディ(FENDI)」などのブランドも売上が堅調に推移したという。
 地域別の売上高は、ヨーロッパが前年同期比24%減と最も落ち込み、日本が同17%減、アメリカが同4%減。日本を除くアジア地域は12%増収となった。
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