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ハリソン・フォードはやはり真のヒーロー “仕事を干された”女優のために闘っていた!

2020年10月16日 19:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ある女優の映画降板危機を救ったハリソン・フォード
先日ある番組の中で、女性大物司会者との交際を理由に長年業界から干されていた苦い過去を明かした女優のアン・ヘッシュ。アンはその後行われたインタビューのなかで、当時そんななかでも自分をサポートしてくれた俳優がいたことを明らかにした。

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今シーズンの人気リアリティ番組『Dancing With the Stars』に出演し、素晴らしいダンスの実力を見せつけた女優のアン・ヘッシュ。しかし同番組で人々の注目を集めたのは、彼女の変わらぬ美貌やダンススキルだけではなかった。アンは今月5日の放送回のなかで、1997年に交際を開始した大物司会者エレン・デジェネレスとのロマンスに言及、人々が同性愛者への偏見を露わにするなかで堂々と交際宣言を行ったことで、ハリウッドで完全に干されてしまった過去を告白したのだった。

アンは自身が出演したアクション・パニック映画『ボルケーノ』(1997年公開)のプレミア会場に、周囲の警告を無視する形でエレンを同伴させて登場、その結果、映画の上映が終わるのを待たずして会場から退場させられてしまったほか、この日はアフターパーティーへの参加も禁じられたことを暴露した。その後は完全に干された形となり、2000年まで続いたエレンとの約3年間の交際により、数億円規模の大型契約をクビになったほか、10年もの間ハリウッドで仕事ができなかった事実を明かしたのだった。


23年が経過したこのタイミングで行ったアンによる衝撃告白は大きな反響を集め、多数のメディアがこぞって書き立てたのだが、このほど『Dancing With the Stars』を敗退したアンが改めて『Entertainment Tonight』のインタビューに応じ、さらなる真実を語った。エレンとの交際により世間から同性愛者に対する偏見を目の当たりにし、自身のキャリアが危機に晒されたアンだったが、そんな彼女を励ましサポートしてくれた俳優の存在を明かしたのだ。

「(彼がいてくれなかったら)私があの映画に出演することはなかったでしょうね。」

アンがそう語る人物は、これまで数々の映画でヒーローを演じてきたハリソン・フォードである。そして「あの映画」とは1998年に公開されたロマンチック・コメディ『6デイズ/7ナイツ』だ。『ボルケーノ』のプレミア会場にエレンを同伴したことが物議を醸し、同映画への降板が告げられたアンだったが、その翌日に共演予定だったハリソンから直々に電話があり、

「正直な話、私は君が誰と寝ようが、そんなことはどうでもいいんだ。君と僕で史上最高のロマンチック・コメディを作り上げようじゃないか。現場で会おう。」

と励まされたという。

「彼は私のヒーローなの。彼は私のために闘ってくれたわ。彼となら、いつでも、どんな無人島でも一緒に過ごせるわ。彼は本当に素晴らしい人間よ。」

アンはそう語り、ハリソンを絶賛した。

ちなみにアンは2000年にエレンと破局して以来、これまで一度も連絡を取っていないとのこと。彼女との交際により、キャリアだけでなく人生そのものも大きく狂ってしまったアンだったが、性的マイノリティの平等実現に向け、自身が世の中に少なからず影響を及ぼせたのは「エレンと恋に堕ちたおかげ」とポジティブなコメントを残している。

画像3枚目は『Anne Heche 2020年10月5日付Instagram「Stay true to who you are and never stop rising.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)