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ナイトサファリを100倍楽しめる? 日産「セレナ」が静かな理由

2020年10月15日 11:31  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
日産自動車はミニバンの「セレナ e-POWER」で夜の那須サファリパーク(栃木県那須郡)を巡る「オンラインナイトサファリ」を開催した。夜行性であるとそうでないとに関わらず、動物たちにとって夜のサファリは静けさが大事。そんなところにセレナで乗り入れて大丈夫なのか?

○動物たちも安心? 「e-POWER」は電気で走る

オンラインナイトサファリの舞台になった那須サファリパークは、約70種類、700頭羽の動物たちを生態展示する体感型施設。目の前までやってくる野生動物へのエサやりなどが楽しめる。園内にはサファリバスや施設が用意するレンタカーのほか、マイカーでそのまま入園することもできる。

本イベントは、今夏に遠出ができなかった家族に向けて、昼間とは一味違う暗闇に包まれた夜のサファリパークを巡る特別な体験を提供しようというもの。ナビゲーターを務めたのは、子供からの人気も高いお笑い芸人の小島よしおさんだ。絵本を出版するなど動物に対する造詣も深い小島さんが、飼育員と一緒に動物たちを詳しく解説していくというのがイベントの中身だったのだが、こうしたナイトツアーのオンライン配信は同パークでは初めての試みだったという。

小島さんらが乗り込んだのは、日産のミニバン「セレナ e-POWER」だ。もはや論ずるまでもないが、パワートレインは「キックス」や「ノート」なども搭載する日産ご自慢のシリーズハイブリッドシステム「e-POWER」。ガソリンを給油するところは普通のクルマと変わらないが、エンジンは発電専用であり駆動には電気を使うので、モーターによるパワルな走りと圧倒的な静粛性が売りだ。大きな窓と多人数乗車でもゆったりと使える室内空間も人気の理由となっている。

○夜の動物たちに小島よしおさんも大興奮!

小島さんらが乗るセレナ e-POWERは、出発すると早速、動物に遭遇。羊の祖先ともいわれるムフロンだ。警戒心が強いムフロンだが、クルマが近くを通過しても逃げだすようなことはなかった。「とっても静かに走ってくれているので、動物ちゃんたちもびっくりしないようですね」と小島さんもセレナ e-POWERの静粛性には感心しきりの様子だ。

続いて登場したのが、個体数が世界で300頭ほどという稀少なホワイトライオン。小島さんが「氷河期とかには数がいたらしいですね」と知識を披露すると、「よく知っていますね」と飼育員が舌をまく一幕も飛び出した。

ベンガルトラ、アフリカライオンと続いた肉食動物ゾーンを抜けると、クルマはヤクやシマウマ、アジアゾウなどが暮らす草食動物ゾーンへと進んで行く。

ここで圧巻だったのがアミメキリンエリアだ。今回は特別な許可のもと、セレナ e-POWERの窓を全開にして小島さんがエサやりにチャレンジした(通常、エサやりは不可)。次々とエサをほおばるマーチ君の旺盛な食欲に小島さんも驚きを隠せない様子だったが、キリンが窓から車内に顔を入れてエサを食べるという非日常的なシーンは、今回ならではの光景だった。

道中、飼育員から出題される動物クイズに子供たちと一緒になって回答していた小島さん。質問コーナーでは好きな動物として「エミュー」を挙げたが、子供からエミューのモノマネを要求されるという無茶振りも。全行程を終えた小島さんは、「乗っている間のこと全てが最高の思い出になりました。クルマの中というよりも、外にいるような感覚。配信をご覧になった皆様も、ぜひご家族とのお出かけを楽しんでください」と語りかけ、ナイトツアーを締めくくった。

あらためて考えてみれば、野生に近い状況で飼育されている動物を刺激せずにその姿を楽しむのであれば、セレナ e-POWERのように静かで大きな窓を備えたクルマはうってつけだったのかもしれない。

安藤康之 あんどうやすゆき フリーライター/フォトグラファー。編集プロダクション、出版社勤務を経て2018年よりフリーでの活動を開始。クルマやバイク、競馬やグルメなどジャンルを問わず活動中。twitter:@andYSYK。 この著者の記事一覧はこちら(安藤康之)