2009年のF1ワールドチャンピオンであるジェンソン・バトンが11月7~8日、イギリス・シルバーストンで行われるブリティッシュGT選手権第9戦で、GT3デビューを果たすことが分かった。
F1での活躍後、2018年から2年間日本のスーパーGTに参戦し、GT500チャンピオンにも輝いたバトン。彼は自身が共同オーナーを務めるレーシングチーム『ジェンソン・チーム・ロケットRJN』とともに来月、シルバーストンで開催されるブリティッシュGT最終戦に挑む。
3時間の耐久レースとなるこのイベントがGT3レースのデビュー戦となるバトンは、マクラーレン720S GT3をチームの共同オーナーであるクリス・バンコムとシェアする予定だ。
2名のドライバーは今月後半にもシルバーストンでプラベートテストを実施し、マシンの試走を行うという。
彼らのチームは2020年シーズンからブリティッシュGTにフル参戦を開始。第8戦終了時点でチームランキング4番手につけており、レギュラードライバーであるマイケル・オブライエンと、最速ゲーマーの称号を持つジェームズ・ボールドウィンもドライバーランキングで同じく4番手につけている。
「GT3マシン(でのレース)は初めての体験となるが、とても楽しみだよ」と、山本尚貴とともに2018年のGT500タイトルを獲得したバトンは語った。
「自分たちのチームに(ドライバーとして)加わり、親友のクリス・バンコムと一緒にマクラーレン720Sのラインアップに並ぶことは素晴らしいことだ」
「イギリスに戻って母国でレースができることもグレートだ。これを可能にしてくれたパートナーに感謝している」
「ブリティッシュGTの最終ラウンドにファンが居ないのは残念だが、ファンの皆に僕たちの進歩を見守ってもらいたいと思っているんだ」
バトンのGT3デビュー戦となるブリティッシュGT選手権第9戦は11月8~9日、イギリス・シルバーストンで開催される。