トップへ

副業で不安なこと1位「手続きや税金の処理」、2位「本業に支障が出そう」

2020年10月13日 20:30  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

エン・ジャパンは10月12日、副業に関する調査結果を発表した。調査は7~9月にネット上で実施し、同社運営の「エン転職」を利用する6325人から回答を得た。

「現在副業を希望しているか」と聞くと、およそ半数が「非常に希望」(24%)、「やや希望」(25%)と回答。一方で「全く希望していない」(31%)という人は3人に1人ほどだった。

「転職の気があるか悟られないかが不安です」

「自社で現在副業が認められている」(27%)と回答したのは3割弱だったものの、

「オンラインで出来る仕事の幅が広がり、それを有効利用できる可能性が高くなった」(23歳男性)

などと新型コロナウイルスの感染拡大を機に「副業への意欲が高まった」という人は53%だった。

副業をする上での不安については「手続きや税金の処理が面倒」(52%)が最多だった。

「20万円以上稼いでたので確定申告がめんどくさかった」(28歳女性)
「本職ですら、怪我したりした時に労災をめぐってトラブルになったから」(35歳女性)

と細かい手続きに煩わしさを感じている人が多いようだ。以降は「本業に支障が出そう」(37%)、「過重労働で体調を崩しそう」(36%)、「収入につながるのか」(33%)と続いた。

また「会社に知られないか」(27%)という人も3割弱おり、

「現在の会社では副業は難しそうなので、もしやるとしたら会社バレが怖いです」(31歳女性)
「今の会社では具体的に副業可能か記載がなく、また副業可能かどうか聞くことで、転職の気があるか悟られないかが不安です」(27歳女性)

と本業の職場を気にする人も多いようだ。

「コロナ禍で在宅でできる副業を始めた」(26歳女性)

実際に副業経験がある人は34%で、うち12%の人は現在も副業中とのことだった。副業をして良かったことを聞くと、最多は「副収入が得られた」(82%)で8割を超えた。

「コロナ禍で出勤ができず知人に紹介してもらい在宅でできる副業を始めた」(26歳女性)

というように、コロナ禍でなんとか食いつなぐのに役立った人もいた。

他には「人間関係が広がった」「知見・視野が広がった」(各30%)、「新しいスキルが身についた」(20%)などが上位を占めた。具体的には

「本業をこなしてからのお仕事は正直しんどかったですが、そこでは人間関係も広がり今の彼と出会いお付き合いするようになりました」(28歳女性)
「勉強をする時間が増えたことで、顧客との会話の幅がひろがった。収入不安が少し解消されたことでポジティブに生活ができている」(33歳男性)
「副業をすることで、色んな職種を経験することにより視野が広がった。また両立をする計画性や効率術を身に付けられ、結果的にスキルアップに繋がりました」(28歳女性)

といった声も寄せられた。