髙島屋は、A&S髙島屋デューティーフリーの事業終了と、解散・清算に向けた協議を開始することを取締役会で決議した。
A&S高島屋デューティーフリーは、高島屋が60%、全日空商事とホテル新羅が20%をそれぞれ出資して2016年6月に設立した、空港型市中免税店運営会社。2017年4月に、新宿で初となる空港型市中免税店「髙島屋免税店SHILLA&ANA」を開業していた。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部の売り場を除いて臨時休業が続いていることや、インバウンド需要の回復が不透明であることから、10月31日をもって事業を終了し、同日をもって店舗を閉店するとしている。
2018年2月期は13億2,700万円、2019年2月期は6億7,200万円、2020年2月期は17億3,900万円の最終赤字をそれぞれ計上している。