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タークの2021SSは「マグリット」がテーマ、新宿御苑の温室でランウェイショー開催

2020年10月12日 19:02  Fashionsnap.com

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森川拓野が手掛ける「ターク(TAAKK)」が10月12日、2021年春夏コレクションをランウェイ形式で発表した。会場は新宿御苑 大温室。今日開幕したデジタルイベントとオフラインイベントで構成される「Rakuten Fashion Week TOKYO 2021 S/S」のフィジカルショーのトップバッターを飾った。

 タークは、「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」と「イッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)」でパリコレクションの企画デザインを担当した森川が2013年春夏シーズンに立ち上げたメンズブランド。2017年秋冬シーズンに「ダブレット(doublet) 」や「ハイク(HYKE)」とともに「Amazon Fashion Week TOKYO 2017A/W」に初参加し、2016年には「TOKYO FASHION AWARD」の第3回受賞デザイナーに選出された。2019年に受賞した第3回「FASHION PRIZE OF TOKYO」によって2020年秋冬シーズンにパリメンズファッションウィークの公式スケジュールでプレゼンターションを実施。東京のファッションウィークでも新作を披露する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止したため、今シーズンにランウェイショーとインスタレーションを開催する。
 森川は、新型コロナウイルスによる活動自粛が続く中で、イベントへ向かう楽しさを演出するため「来るだけでも楽しめる場所」として大温室をショーの会場に選択。「フィジカルショーと聞くと身構えて萎縮する人も多いかもしれないが、単純にショーを楽しんで欲しかった」と、ショーでは大温室の通路をモデルがウォーキングした。
 今シーズンは、ベルギーの画家でシュルレアリストの「ルネ・マグリット」をテーマに設定。グラデーションや花柄のアイテムをメインに、裾周りにシャツ地を使用することでタックインが容易にできるリネンのジャケットや、下半分にシースルー素材を採用したMA-1、内面の構造を表地に浮かび上がらせたジャケット、胸元から襟にかけて2重にデザインしたシャツ、ジャケットを重ねてT字バーによって着脱ができるターク定番の"脱げるジャケット"などでマグリットから着想を得たシュルレアリスムの世界観を表現した。
 なお、タークは明日10月13日に渋谷ヒカリエでインスタレーションを開催。そのほか、「Rakuten Fashion Week TOKYO 2021 S/S」では「ミーンズワイル(meanswhile)」や 「ユウキ ハシモト(YUKI HASHIMOTO)」「イン(IHNN)」「シュープ(SHOOP)」などがフィジカルショーを予定している。

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