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サルディニア2連覇のソルド「任務を達成した!」/WRC第6戦イタリア デイ3後コメント

2020年10月12日 16:11  AUTOSPORT web

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優勝したダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
10月11日、WRC世界ラリー選手権第6戦イタリアの競技最終日・デイ3のSS13~16が行われ、ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)が2019年に続くラリー・イタリア・サルディニア連覇を飾った。総合2位にはティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が入りヒュンダイがワン・ツー・フィニッシュを達成。3位はセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)となっている。そんなWRCイタリアの全日程を終えた各陣営からドライバーコメントが発表された。

■Mスポーツ・フォードWRT
●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/デイ3総合5位
「僕たちはこのラリーを非常に力強くスタートし、低速セクションでは素晴らしいスピードを発揮した。コンディションが合えば競争力を出せることを証明したんだ」

「でもいくつか小さなトラブルもあり、高速セクションでは苦戦してしまった。だから5位という順位は、今週末に僕たちが出せたベストの結果だと思っている」

「それでも多くのポジティブなことがあった。これからはフィエスタWRCがつねに強さを見せているターマックラリーに集中していくよ」

●ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)/デイ3総合25位
「今週末は何歩か良いステップを踏み出すことができたと思う。僕がラリーの前にMスポーツで費やした時間が功を奏した」

「エンジニアとすべてのデータを見ていき、改善するための多くの方法を見つけることができたし、セットアップで新しいことを試して、それが大きな自信につながったんだ」

「自分にとっては間違いなく優れたパフォーマンスが出せたラリーのひとつだった。いくつかのトラブルについてはかなり落胆したけれど、でもそれがラリーというものだし、トップにかなり近いところで戦えることを証明した」

■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ3総合2位
「総合2位でフィニッシュし、パワーステージで4ポイントを獲得でき、とてもうれしく思っている。セバスチャン(・オジエ)との素晴らしいバトルの結果、僕たちはドライバーズランキングで3番手になることができた。とても楽しめたよ」

「いくつかのトラブルで貴重なタイムを失いはしたが、週末の間ずっとベストを尽くした。ダニ(・ソルド)とカルロス(・デル・バリオ/コドライバー)の素晴らしい勝利に大きな祝意を伝えたい」

「それとチームがワン・ツー・フィニッシュを飾ったことにもね。これで僕たちはマニュファクチャラーズ選手権での順位を上げることができたんだ」

●オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ3総合6位
「今週末は僕たちにとって困難で期待外れだった。金曜日のサスペンションの問題から、僕たちは上位での戦いができないことがわかっていた」

「それでもプッシュを続けて、チームを助けるためにベストを尽くしたよ。金曜日の問題を除けば、マシンは順調だった。でも今週末はこの結果以上のことができたはずだ」

「パワーステージで5ポイントを獲得したので、ラリーを前向きな気持ちで終えることができた。チームはシーズン全体で熱心に作業をしているし、素晴らしい仕事をしている。今回は思うようなラリーにできなかったけれど、僕たちは前進していく。そうすれば確実に改善がもたらされるだろう」

●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ3総合1位
「これは素晴らしい結果だ。昨年初優勝を飾った場所で、ヒュンダイ・モータースポーツでの2度目の優勝ができて本当にうれしいよ。この場所は本当に特別で、チーム全体が力強いパフォーマンスを発揮しているのを目にした」

「今日の自分自身のペースには特に満足していない。日曜日の午前までに大きくリードをしていたが、ティエリー(・ヌービル)や(セバスチャン・)オジエくらいのタイムを出すことはできなかった。パワーステージの終わりまでに差はかなり縮まっていた」

「それでも僕たちは結果を出すことができ、チームをマニュファクチャラーズランキングで首位にすることができた。任務を達成したよ!」

「最後にこの機会を通じて、僕とカルロス(・デル・バリオ/コドライバー)からローラ・サルボ(編注:女性コドライバー。10月9~10日に行われたポルトガル国内ラリーで事故死。享年21)の家族と友人へ心から追悼の意を捧げたい。僕たちは彼女のことを忘れないよ」


■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ3総合3位
「非常に集中して戦い続けた週末だった。総合3位という結果はここでの我々の真のパフォーマンスを示すものではないかもしれないが、ラリーとはそういうものだ」

「今回は多くのステージで2番手スタートとなり多くのタイムを失った。その後もつねに難しい状況が続いたが、我々はベストを尽くして戦ったし、自分たちのパフォーマンスには失望していない」

「また、充分なポイントを獲得することもできた。ヤリスWRCにはかなり慣れ、パフォーマンスも感じてる。このようなアプローチを続けていけば、将来は明るいと確信しているんだ」

●エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ3総合4位
「今日の1番の目標は、自分よりも下の順位の選手を抑え続けることだったが、その目標は達成できた。パワーステージ(SS16)では残念ながらあまり多くのポイントを獲得できなかったけど、しっかりと結果を残すことはできたし充分なポイントを獲得することもできた」

「もちろん総合4位よりも上のポジションを望んではいたけど、このラリーを出走順1番手で戦うのは難しく、デイ1の最後には表彰台争いから脱落していた」

「その後もプッシュし続けたけどタイム差はあまり縮まらず、最終的には総合4位が現実的であると理解したよ。次戦のターマックラリーでは通常、1番手スタートが有利になるので、そうなることを期待している」