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H&Mが衣料品のリサイクルシステムをスウェーデンの店舗で公開、水や化学製品を使用せずにアイテムを製作

2020年10月10日 17:02  Fashionsnap.com

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「H&M」が、リサイクルシステム「Looop」をスウェーデン・ストックホルムの店舗で10月12日に公開する。

 Looopは、古い衣料品から新しいアイテムを製作する機械で、香港繊維アパレル研究開発センター(HKRITA)と共同で開発。古い衣服を細かく切り刻んで新しく糸を紡ぐことで、布を編み上げることができる。水や化学製品を使用しないため、通常の製造工程に比べて環境への負荷が大幅に少ないという。衣服から衣服へのリサイクルシステムが小売店の店舗で公開されるのは、今回が初となる。顧客は不要になったアイテムを持ち込むと、Looopの利用が可能。料金はH&Mのロイヤリティプログラムの会員が100スウェーデンクローナ(日本円で約1200円)、非会員が150スウェーデンクローナ(日本円で約1800円)で、収益はすべてマテリアルの研究に充てられる。
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