2020年F1アイフェルGPの金曜、悪天候のためメディカルヘリコプターが飛行できないという判断により、フリー走行1回目、2回目の両方がキャンセルされた。そのため、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボン、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトとピエール・ガスリーを含め、全チーム全ドライバーが金曜に走行することができなかった。
ホンダは「本日の走行ができなかったことにより、チームは計画していた走行プランを変更し明日のFP3に臨みます」とコメントした。
「一方で、3週間後に迎えるエミリア・ロマーニャGPのレースウイークも2日間のみで開催され、予選前に1度のフリー走行しか設けられない予定です。今回のアイフェルGPでの経験はエミリア・ロマーニャGPに備えるものにもなりそうです」
■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
アイフェルGP初日の本日、全く走行ができなかったことを残念に思っています。視界が悪くメディカルヘリコプターが飛べないことが理由でした。
ロシアGPから観客を入れての開催が始まりましたが、この日を長いこと待ち、またこのような天気の中でも観戦に訪れてくれたファンの皆さんには感謝するとともに大変申し訳なく思います。
現行のPU(パワーユニット/エンジン)レギュレーション下で初めて走行するサーキットですので、データ取りのためにも是非走行したかったのですが、その分明日のFP3での時間を有効に活用し、予選と決勝に向けた準備を進めます。