10月の一大イベントといえば「ハロウィン」。近年では日本でもハロウィンパーティーが開催され賑わっていましたが、今のご時世それは難しそう…。
今年はおうちにこもって、映画でハロウィン気分を楽しんでみませんか?子どもから大人まで楽しめる作品を3本ご紹介します♡
キャスパー(1995)illustration by Sachiyo
みんなの愛するフレンドリーなゴーストが活躍する実写アドベンチャー。スティーブン・スピルバーグのアンブリン・エンターテインメントが手掛ける本作は、自分の目で見て確かめるべし。"ゴーストの精神分析医"のジェームズ・ハーヴェイ博士(ビル・プルマン)と娘のキャット(クリスティナ・リッチ)は、キャリガン・クリッテンデン(キャシー・モリアーティ)とその腰巾着ディッブス(エリック・アイドル)に雇われ、隙間風の入る古い屋敷"ホイップスタッフ"からゴーストを追い出すことに。(Filmarksより)
小さい頃に観たことがある人も多いのでは?この映画の1番の魅力は、とっても愛らしくて魅力的なゴースト、キャスパー。お化けやホラーが苦手という人も観られる、楽しい作品になっています。
ゴーストの精神分析医であるハーヴェイ博士と、娘のキャットが訪れたのは不気味な古い屋敷。見るからに怪しい屋敷に住んでいたのは、心優しいキャスパーと意地悪なゴースト3人組でした。3人組は2人を追い出そうと試みますが、失敗。一方でキャスパーとキャットは徐々に仲良くなっていきます。
そしてもう1組屋敷にやってきたのは、屋敷の相続者であるキャリガンと弁護士ディブス。屋敷にあるという宝を探してドタバタ劇を繰り広げる2人、そしてハーヴェイ博士は不慮の事故で亡くなってしまい…?全編を通して、キャスパーの優しさが滲みる映画になっています。
実はクリント・イーストウッドやメル・ギブソンがカメオ出演していますので、ぜひそこにも注目してくださいね。1995年制作の少し昔の作品ですが、今観ても楽しめるはず♡
ホーカス ポーカス(1993)illustration by Sachiyo
300年の眠りから覚めた魔女たちと子供たちが繰り広げる闘いを描いたファンタスティック・アドベンチャー。魔女伝説の伝わる町にLAから越してきた少年マックス。彼はハロウィンの夜、妹とガールフレンドの三人で、昔魔女の住んでいたと言われる屋敷に忍び込む。そこには童貞が火をつけると魔女がよみがえると言われる“黒い炎のロウソク”があるが、そんな事を迷信だとまるで信じない彼は、それに炎を灯してしまう……。(TSUTAYAより)
こちらも、ホラーが苦手な人でも鑑賞できる楽しいディズニー作品。監督は『ハイスクール・ミュージカル』シリーズで有名なケニー・オルテガが務めています。ミュージカル映画ではありませんが、劇中にはパーティーで歌うシーンもありますよ♪
本作の主人公は、ロサンゼルスから越してきた少年・マックス。町に伝わる“とある3姉妹の魔女伝説”を全く信じていない彼でしたが、ひょんなことから魔女を蘇らせてしまい、3姉妹から狙われてしまうことに…。大人に事情を伝えても信じてもらえず、マックスと彼の妹、新しくできたガールフレンドと力を合わせて魔女を追い払おうと奮闘します。
濃いメイクで少し分かりにくくなっていますが、3姉妹のうちの1人は『セックス・アンド・ザ・シティ』のサラ・ジェシカ・パーカー。そして『天使にラブ・ソングを…』で存在感を示していた、キャシー・ナジミーも出演しています。
魔女3姉妹のキャラクターが濃いので圧倒されますが、「黒猫」と「ゾンビ」がいい味を出しているので、チェックしてみてくださいね。約20年前の作品とは思えないほど、煌びやかで楽しい映画になっていますよ♡
エバーラスティング 時をさまようタック(2002)illustration by Sachiyo
富裕な地主の一人娘ウィニー。彼女は厳格な母親からスパルタ教育を受けていた。だが、同時に不満を募らせていたウィニーは、ある日ついに家を飛び出す。そして、駆け込んだ森の中で途方に暮れていた彼女は、泉の水を飲んでいる一人の青年ジェシー・タックと出会う。やがて気が付くと、ジェシーの住まいに辿り着くウィニー。そこで彼の家族と自由気ままに暮らし、ジェシーとは恋仲になっていくウィニーだったが、ある時、タック一家が泉の水を飲んで不老不死になった、という秘密を知ってしまう…。(TSUTAYAより)
こちらは魔女やハロウィンを題材にした映画ではありませんが、不老不死という不思議な力を持った家族が登場する作品です。裕福な家の娘・ウィニーは厳しい教育に嫌気が差し、1人で家を出て森の中へ。そこで出会ったのは、不老不死の青年・ジェシー。そこに彼の兄も登場し、“秘密”がバレることを恐れた彼らはウィニーを自分たちの家へ連れて帰ります。
最初は反発するウィニーでしたが、ゆったりと暮らすタック家に心地よさを覚え、徐々にジェシーに惹かれていきます。穏やかに暮らす一方で、彼女の家族や警察たちは大慌てで彼女を捜索中。それと同時に、怪しい男がタック家を探していて…。
ディズニー作品は少し幼いイメージもありますが、深いメッセージ性が感じられるのがこの作品の特徴。特にジェシーの父が言った「死を恐れるな、無意味な生を恐れろ」というセリフが印象的。不老不死の力を持ち、死ぬことができない彼は「人間の生」についてウィニーに語りかけます。
そして、もう1つの魅力が森の美しさ。青々とした緑や湖、花々が素敵な世界観を作り上げており、森の中で暮らすタック家が美しく映し出されています。映画のラスト、ジェシーの表情がとても印象的なので最後まで注目してくださいね◎
映画でハロウィン気分♪今回ご紹介したのは、怖いものが苦手な人でも安心して観られる映画3本。
外でパーティーなどが難しい今年は、おうちでハロウィン気分を楽しんでください♡
ライター manami 新潟生まれ横浜在住のライター/フォトグラファー。旅といちごとお酒が大好きで、生粋の方向音痴ながらふらふらと旅をしています。 Twitter デザイナー Sachiyo 南米育ちの旅好きデザイナー。手書き文字やレタリング、イラストも。自由で欲張りに好きなことをして暮らしてます。 Twitter