トップへ

ELMS:2021年カレンダーにレッドブルリンク復活。WECに続きイギリス戦は消滅へ

2020年10月09日 11:11  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

全6戦の2021年暫定カレンダーを発表したELMS
ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズは、6戦からなる2021年の暫定カレンダーを発表した。4月にスペインのバルセロナ(カタロニア・サーキット)で開幕し、10月のポルトガル・ポルティマオ(アルガルベ・インターナショナル・サーキット)で最終戦を迎える。

 第2戦には、3年ぶりとなるオーストリア・レッドブルリンクでのレースが予定されている。レッドブルリンクは2013年から2018年まで、ELMSのレースを開催していた。

 一方で2020年、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりキャンセルされたイギリス・シルバーストンでのレースは、2021年のカレンダーからも外れることとなった。これにより2021年は、WEC世界耐久選手権も、ELMSもイギリスでは開催されないことになる。

 バルセロナでは、開幕戦の前に公式テストも開催される。イタリア・モンツァでの4時間レースは、WEC第4戦モンツァの前週に置かれた。過去3シーズン、開幕戦の舞台となってきたフランスのル・カステレ(ポール・リカール)は、8月下旬に第4戦として開催されることとなった。

 なお、決勝レースはいずれも4時間が予定されている。また、現在は3デイ開催となっているELMSだが、2021年はすべてのイベントが2デイ開催となる。

「COVID-19の危機の影響を受けた2020シーズンのあと、ヨーロッパの6つの異なるサーキットで構成された2021年カレンダーを発表できることをうれしく思う」とシリーズCEOのジェラール・ヌブー。

「ELMSのグリッドに並ぶチームのクオリティの高さは、我々を魅了し、プレミアムレベルの選手権を約束するものだ」

「この新しいカレンダーは、我々のチャンピオンシップでレースすることを選択したチームとドライバーに、最高のステージを提供する」

「2021年、ELMSのイベントでは、3つの異なる選手権を継続開催する。ELMS、ミシュラン・ル・マン・カップ、リジェ・ヨーロピアン・シリーズは、最終的にWECとル・マン24時間へ通ずる、耐久レースにおける最高で明確なステップアップの道を提供する」

■2021 ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ暫定カレンダー(10月8日版)
Rd.DateEventTest4月12~13日バルセロナ14月17~18日バルセロナ4時間25月15~16日レッドブルリンク4時間37月10~11日モンツァ4時間48月28~29日ル・カステレ4時間59月18~19日スパ・フランコルシャン4時間610月23~24日ポルティマオ4時間