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MotoGP:初開催のポルティマオで2日間のテストを実施。初日はレギュラーライダーが市販車で走行

2020年10月08日 19:21  AUTOSPORT web

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ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)/ポルティマオテスト
ロードレース世界選手権MotoGPのポルティマオテストが10月7日から2日間の日程で行われた。11月20~22日に開催される2020年シーズンの最終戦となる第15戦ポルトガルGPの開催地アウトドローモ・インターナショナル・アルガルベで、テストライダーとレギュラーライダーが走行を行い、初日はアレイシ・エスパルガロがトップタイムを記録した。

 MotoGPポルトガルGPはエストリル・サーキットで2012年まで行われたが、アウトドローモ・インターナショナル・アルガルベでは今年が初開催となる。今回のポルティマオテストは、オフィシャルタイヤサプライヤーであるミシュランのサポートを受けてテストライダーが2日間テストを行った。

 レギュラーライダーは7日のみの走行となり、カル・クラッチローとFIM CEV Repsol(スペイン選手権)で走行経験のあるファビオ・クアルタラロ、イケル・レクオーナは参加を見送った。また、コンセッションの優遇を受けるアプリリアはプロトタイプマシンの使用が許可されたがそのほかのライダーは市販車両を使用した。

 全面舗装工事が施されたトラックの路面とレイアウトを理解する目的で、午前に4時間、午後は3時間のスケジュールでテストがスタート。走行したライダーはトラックへの順応とデータ収集に取り組んでいった。

 レギュラーライダーのうちホンダ勢はCBR1000RR-Rを駆ったが、アレックス・マルケスのみRC213V-Sを走らせている。ドゥカティ勢はスーパーレッジェーラV4、ヤマハ勢はYZF-R1、スズキ勢はGSX-R1000Rを駆った。

 アレイシ・エスパルガロは両セッションともにトップタイムを叩き出しており、スーパーバイク世界選手権(SBK)にカワサキZX-10RRで参戦しているジョナサン・レイが2019年のスーパーポールで記録した1分40秒372より速い1分40秒170を午後にマークしている。

 リザルトは非公式となるが、MotoGPマシンを駆ったテストライダーが1分41秒から1分44秒台で走行したようだ。2月のセパンテスト以来に2019年型MotoGPマシン、ヤマハYZR-M1を走らせたホルヘ・ロレンソは午後に1分44秒910を出した。

 レギュラーライダーは今週末に行われるMotoGP第10戦フランスGPのためにル・マン-ブガッティ・サーキットに移動。テストライダーは2日目もテストを行うためそのままポルトガルに滞在した。

■非公式リザルト(09時00分~13時00分)
1/アレイシ・エスパルガロ:1分40秒880(31ラップ)
2/ミケーレ・ピロ:1分41秒654(+0.774秒/24ラップ)
3/ブラッドリー・スミス:1分42秒052(+1.172秒/37ラップ)
4/ステファン・ブラドル:1分42秒269(+1.389秒/38ラップ)
5/シルバン・ギュントーリ:1分42秒354(+1.474秒/23ラップ)
6/ダニ・ペドロサ:1分42秒778(+1.898秒/43ラップ)
7/ミゲール・オリベイラ:1分44秒762(+3.882秒/9ラップ)
8/ホルヘ・ロレンソ:1分46秒188(+5.308秒/28ラップ)
9/ブラッド・ビンダー:1分47秒030(+6.150秒/16ラップ)

■非公式リザルト(14時00分~17時00分)
1/アレイシ・エスパルガロ:1分40秒170(23ラップ)
2/ブラッドリー・スミス:1分41秒122(+0.952秒/26ラップ)
3/ステファン・ブラドル:1分41秒726(+1.556秒/25ラップ)
4/ミケーレ・ピロ:1分42秒189(+2.019秒/6ラップ)
5/ダニ・ペドロサ:1分42秒289(+2.119秒/33ラップ)
6/シルバン・ギュントーリ:1分42秒336(+2.166秒/25ラップ)
7/マーベリック・ビニャーレス:1分43秒699(+3.529秒/42ラップ)
8/ミゲール・オリベイラ:1分44秒700(+4.530秒/17ラップ)
9/ブラッド・ビンダー:1分44秒820(+4.650秒/29ラップ)
10/ホルヘ・ロレンソ:1分44秒910(+4.740秒/18ラップ)