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リアーナのランジェリーブランド「サヴェージ×フェンティ」のショーBGMが物議、歌詞にイスラム教の聖典を引用

2020年10月07日 16:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

サヴェージ×フェンティ公式インスタグラムより
歌手のリアーナ(Rihanna)が、自身のランジェリーブランド「サヴェージ×フェンティ(Savage X Fenty)」のショーにイスラム教の詩を含む曲を使用したことについて謝罪文を公開した。

 サヴェージ×フェンティは10月2日、2度目となるショー「SAVAGEXFENTYSHOW VOL. 2⁣」を開催しアマゾンプライムで配信。ランジェリーモデルが踊るシーンのBGMに、ロンドンを拠点に活動するプロデューサーCoucouChloeの曲「Doom」を使用した。Doomの歌詞は「ハディース」と呼ばれるイスラム教の預言者ムハンマドの言行録から一部引用しており、ハディースは「コーラン」に次いで権威のある第二聖典でイスラム教徒にとって非常に神聖なものとされている。ハディースを含む楽曲を使用したことについて、SNS上では「自分の宗教を軽視され悲しい」「ショーで宗教的な歌詞を使用することはイスラム教徒やイスラム教徒に対して無礼だ」といった声が相次いだ。CoucouChloeは自身のツイッターで「Doomの歌詞はインターネット上で見つけたサンプルを用いたため、ハディースの一部であったことは知らなかった」と説明。歌詞の意味を調べず、正しく理解していなかったことを謝罪した。

 リアーナはアメリカ現地時間10月6日、サヴェージ×フェンティのインスタグラムに「私たちのショーの大きな過失を指摘してくれたイスラム教徒のコミュニティに感謝します。意図せずとも不快な思いをさせてしまいました。私は何よりもまず、この不注意によるミスを謝罪したいです。大勢のイスラム教徒の方々を傷つけてしまったことを知り、とても落ち込んでいます。私は神や宗教をふざけて侮蔑するようなことは絶対にしませんので、この曲を私たちのプロジェクトで使用したことは完全に私の無責任による過失です。今後このようなことは絶対に起こしません。皆さんの許しと理解に感謝します。リアーナより。」と投稿した。

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