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ロックギター界の革命児、エディ・ヴァン・ヘイレンが死去 ジョン・メイヤー、スティーブ・ヴァイら著名ギタリストが追悼

2020年10月07日 15:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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1980年代を中心に数多くのヒット曲を生み出した米ロックバンド「ヴァン・ヘイレン」のギタリスト、エディ・ヴァン・ヘイレンさんが10月6日、咽頭がんで死去した。享年65歳。

同日早朝に息子のウルフさんがツイッターで発表し、明らかになった。ウルフさんは「ステージ内外を問わず、父と共にしたすべての瞬間が贈り物だった」などと投稿している。

スティーブ・ヴァイ「深い悲しみと溢れんばかりの感謝を感じている」


エディさんは、1955年オランダ生まれ。その後、米カリフォルニア州で育ち、兄のアレックスさんらとともに、ロックバンド「ヴァン・ヘイレン」を結成した。

エディさんは、右手でギターの弦を抑える「ライトハンド奏法」「タッピング」などと呼ばれる独特の奏法を広めたことなどで知られるロック界のレジェンドの一人。マイケル・ジャクソンさんが1983年に発表した「今夜はビートイット」に参加したほか、84年発表のアルバム「1984」は世界的なヒットを記録した。

その後のギタリストらに大きな影響を与え、80年代にテクニカル・ギター・シーンが盛り上がるきっかけともなった。ロックギター界に変革をもたらしたという点で、ジミ・ヘンドリックスと並び称されることもある。

報道を受け、多くの著名ミュージシャンがSNSを通じて追悼のコメントを寄せている。米ギタリスト、スティーブ・ヴァイさんはインスタグラムにエディさんとの2ショットを投稿。「深い悲しみと溢れんばかりの感謝を感じている」などとコメントした。

米シンガー・ソングライター、ギタリストのジョン・メイヤーさんは「エディ・ヴァン・ヘイレンはギター・スーパーヒーローだった」と投稿。その上で、

「幼い頃に彼を見上げていたことが、ギターを手にする原動力の一つだった。彼が楽器を演奏し、表現するのを見ていて、ひどく圧倒された」

と自身の幼少期を振り返るとともに、エディさんの功績をたたえた。

MIYABIも追悼「楽器の未知なる可能性を教えてもらいました」

米メタルバンド「ドリームシアター」のジョン・ペトルーシさんも追悼コメントを投稿。「エディ・ヴァン・ヘイレンを永遠にギターの概念を変え、途方もないインスピレーションを私や、世界中の数えきれないギタリストたちに与えた」と紹介している。

スウェーデンのギタリスト、イングヴェイ・マルムスティーンさんは「絶対的な偉人が亡くなった。彼は私を含め、すべての世代に影響を与えた」などと投稿した。

日本のロックミュージシャン、MIYABIさんは「彼からは演奏法に限らず、開拓する意思とギターという楽器の未知なる可能性を教えてもらいました」と投稿。米ギタリスト、ザック・ワイルドさんもツイッターで「神の恵みがありますように」と追悼していた。