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歯磨き中に歯ブラシを飲み込んでしまった男性 手術により胃から取り出す(印)

2020年10月06日 05:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

手術を担当したボンニ・テヤン医師(画像は『New York Post 2020年9月23日付「Toothbrush removed from man’s stomach after he swallows it while brushing」(Goal Post Media / SWNS)』のスクリーンショット)
歯磨きをしていた男性が、口の奥を磨いていた時に誤って歯ブラシを丸ごと飲み込んでしまったというニュースがインドより届いた。男性は病院に緊急搬送され、開腹手術により胃の中から歯ブラシを取り出したという。『Metro』『New York Post』などが伝えている。

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さる9月15日、インドのアルナーチャル・プラデーシュ州ローワーディバンバレー地区に住む39歳の男性はいつも通りに歯磨きをしていた。男性には虫歯があったようで丁寧に奥の方を磨こうとした時、不注意で歯ブラシが手から離れてしまい、そのまま飲み込んでしまったのだ。

男性は飲み込んでしまった後のことを「上腹部に多少の不快感はありましたが、痛みは感じませんでした」と話している。歯ブラシを飲み込んでからすぐに、一緒に住んでいた家族が彼を近くの病院に連れて行ったという。

しかしその病院では飲み込んだ歯ブラシが体内のどこにあるのか見つけることができず、男性は約100キロ離れたアルナーチャル・プラデーシュ州パシガトの「Bakin Pertin General Hospital」という大きな病院に搬送された。

その病院では食道部のレントゲン撮影により歯ブラシを見つけ出そうとしたが発見できず、さらに食道鏡検査を行ったがそれでも見つけることができなかった。

このことから歯ブラシは胃に到達していると判断され、飲み込んでしまった翌日の9月16日に上腹部の開腹手術が行われた。すると男性の胃の中から19cmの歯ブラシが見つかり、無事に摘出することができた。開腹すると幸いにも歯ブラシが胃の中にあるとすぐに分かったため、30分という短時間の手術で済んだという。その後男性は順調に回復し、9月21日に退院している。


担当した医師のボンニ・テヤンさん(Bomni Tayeng)は「歯ブラシを丸ごと飲み込んでしまうとは驚きました。彼は痛みを感じていなかったし、一見すると歯ブラシを取り出す必要は無いようでしたが、もし摘出していなかったら命に関わる可能性もありました」と明かしている。

画像は『New York Post 2020年9月23日付「Toothbrush removed from man’s stomach after he swallows it while brushing」(Goal Post Media / SWNS)』『Metro 2020年9月22日付「Toothbrush removed from man’s stomach after he swallowed it while brushing」(Picture: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)