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冨永愛「KENZO」コレクションでの写真を添えて高田賢三さんを追悼

2020年10月05日 16:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

亡き高田賢三さんへの思いを綴った冨永愛
ファッションブランド「KENZO」の創業者で服飾デザイナーの高田賢三さんが、新型コロナウイルス感染のため81歳で亡くなった。広報担当者によると高田さんは4日、仏パリ近郊の病院で死去したという。コレクションモデルとして長年活躍している冨永愛(38)は高田さんの訃報を受け、パリコレでの思い出深い1枚をインスタグラムに公開した。

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1965年に渡仏した高田賢三さんは、1970年に「KENZO」の前身にあたるブランドのブティックをパリにオープンした。1993年には「KENZO」をLVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)グループに売却、1999年には同ブランドから退いている。その後、独立デザイナーとして活動を始め、今年1月にはラグジュアリーホームウエア&ライフスタイルブランド「K3」を立ち上げるなど、80代になっても創作意欲が衰えることは無かった。フランスのバシュロ文化相は追悼声明で「パリで最初に頭角を現した日本人デザイナー」と高田さんの功績を称え、パリのイダルゴ市長も「パリは今日、息子1人の死を悼んでいる」とツイートした。

5日の『Ai Tominaga 冨永愛 ai_tominaga_official Instagram』では「今年は訃報が多く胸がえぐられる思いです…」と高田さんへの追悼の意と、2006年の「KENZO」春夏パリコレクションにて当時生後6か月の息子を抱いてランウェイを歩く自身の写真を公開。冨永愛は2001年のニューヨークコレクションがランウェイデビューなので、高田さんがデザインしたものを着用することは無かったそうだ。その上で「しかし彼が引き継いだブランドの魂は、確実にそこにあると信じています。そしてこれからも…」と「KENZO」を立ち上げた高田さんへの敬意を表した。

コメント欄では「時代を切り開かれていらしたKENZOさん。雑誌で目にする度に、日本人として誇らしい気持ちになりました」「私もこの訃報に驚きました。日本の才能を世界に知らしめてくださった方ですので残念です」「寛斎さんに続いて悲しいです。功績は偉大です」「このランウェイ、よく覚えています。KENZOだったのですね」と、フォロワーも高田賢三さんが旅立ったことにそれぞれの思いを吐露している。

画像2枚目は『Ai Tominaga 冨永愛 2020年10月5日付Instagram「高田賢三さんの訃報を知り悲しみに暮れています」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)