ポールポジションは第2戦富士でもポールを獲得していたADVICS muta 86MC。フロントロウには第3戦鈴鹿のポールシッターTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(31号車)が並ぶ。2列目には100kgのウエイトを積むLEON PYRAMID AMG、SUBARU BRZ R&D SPORTが顔を揃えた。
レースは5周目にリスタート。リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rが埼玉トヨペットGB GR Supra GTをコカコーラコーナーでオーバーテイク。続けてリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rは100kgを積んだLEON PYRAMID AMGをも捕らえて4番手にポジションをあげる。やはり、100kgのウエイトはブレーキング時に厳しいか。
リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rはその速さのまま2番手のTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(31号車)も目前に捕らえる。レース11周目、GT500クラスの先頭集団がGT300クラスに追いつき、周回遅れにしていく。ここから混走のなかのバトルが激化するなか、トップ集団ではリアライズ 日産自動車大学校 GT-RがTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(31号車)を捕らえて2番手に。後方では埼玉トヨペットGB GR Supra GTがSUBARU BRZ R&D SPORTをパスして4番手にポジションをあげた。
まだピット作業を終えていないRUNUP RIVAUX GT-Rを除いた全車がピット作業を終えた35周目、第1戦でタイヤ無交換を選択し、見事成功させて埼玉トヨペットGB GR Supra GTが再びタイヤ無交換作戦を採りトップに立つ。2番手には前半トップを走行していたリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rがピットイン。3番手には左二輪交換でコースに復帰したLEON PYRAMID AMGがつけている。
以下、11番手スタートのARTA NSX GT3、ポールからスタートしたADVICS muta 86MC、TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(31号車)、JLOC ランボルギーニ GT3、PACIFIC NAC D’station Vantage GT3、マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号というトップ10の顔ぶれだ。
GT300の周回で38周目、トップを走行していたRUNUP RIVAUX GT-Rがピットに入り、これで全車がピット作業を終えた。残り周回周がレース全体の3分の1となった43周目、2番手のリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rは周りが1分39~40秒台で走行を重ねるなか、1台だけ1分38秒台で走行を続け、1周1秒近くタイム削りながら、トップの埼玉トヨペットGB GR Supra GTを追走。一時6秒以上空いていた差はあっという間に1秒をきってきた。トップが入れ替わるのも時間の問題か。
47周目、埼玉トヨペットGB GR Supra GTのテールを捕らえたリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rは1コーナーでアウトから並びかける。埼玉トヨペットGB GR Supra GTも応戦しようと深いブレーキングで対抗したものの、やや止まりきれず。2コーナーでリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rが前に浮上し、トップ交代。
3番手につけていたウエイトを100kg積んだLEON PYRAMID AMGは57周目にタイヤ無交換の埼玉トヨペットGB GR Supra GTを捉えるも、なかなか抜くまでには至らない。2台はテール・トゥ・ノーズで周回を重ねていく。その後方からはARTA NSX GT3が近づき2位争いに名乗りをあげた。
レース60周目のヘアピンでARTA NSX GT3はLEON PYRAMID AMGのインに飛び込み一kにオーバーテイク。攻める手を止めないARTA NSX GT3は最終コーナーで2番手の埼玉トヨペットGB GR Supra GTをあっという間に捕らえると、ストレートで抜き去り、2番手にポジションアップ。その流れのなかでLEON PYRAMID AMGも埼玉トヨペットGB GR Supra GTを捉え3番手に。