インディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースを舞台にダブルヘッダーで開催されているNTTインディカー・シリーズ。第12戦ハーベストGPの決勝が2日に行われ、チャンピオンを争うジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が今季3勝目を挙げた。
24番手からスタートした佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、後方で我慢のレースを続け、18位でフィニッシュした。
残り3戦となった2020年のインディカー。ランキングトップのスコット・ディクソンが6度目の王者獲得へリーチを懸けてダブルヘッダーのハーベストGPが幕を開ける。
3番手のコルトン・ハータ(アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー)は好スタートを切り、アウトからポールポジションのリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)をオーバーテイクしトップに立つ。
ヴィーケイも食い下がり、2周目のシケインでトップを奪い返した。
ヴィーケイはハータに6秒の差をつけてレースをリード。ニューガーデンとポジションを争うハータは13周を走って最初のピットインへと向かう。
トップのヴィーケイは17周を走行し最初のルーティンピットへ。ブラックタイヤに履き替える。
コースに戻るとレッドタイヤに履き替えたハータが襲い掛かり、サイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げ、ハータがオーバーテイクに成功する。
ニューガーデンは21周終わりでピットイン。レッドからブラックに変更する。ハータの前でコースに復帰するも、24周目にハータがターン1でインを差しトップに立つ。
12番手からスタートしたスコット・ディクソンは、ファーストスティントではポジションを上げられずにいたが、14周目にピットインを行うとレッドタイヤで順位を上げ、5番手へとジャンプアップを果たす。
ハータはリードを広げ38周目に2回目のピットイン。ニューガーデンは44周目に新品レッドタイヤへと交換し、ハータを追いかける。
タイヤが厳しくなったハータは徐々にニューガーデンに詰め寄られると60周目のターン1でブレーキミス。コースオフし、ニューガーデンが難なくトップに浮上する。
ハータは翌周にラストピットを終え、ブラックタイヤでラストスティントに挑む。翌周、ニューガーデンがピットインし、ハータの前でコースへと復帰する。
ニューガーデンは、そのままレースをリードし、トップチェッカーを受け今季3勝目を挙げた。
ハータは、残り6周でアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)に交わされポジションダウン。さらにレッドタイヤのヴィーケイがハータを猛追し、残り3周でオーバーテイク。
ロッシは2位でフィニッシュし3戦連続の表彰台。ヴィーケイも初表彰台を獲得した。
ディクソンは、パワーと6番手を争っていたが残り2周でコースオフを喫し、9位でフィニッシュ。ニューガーデンとの差は40ポイントとなった。
24番手からスタートした佐藤琢磨は、後方から我慢のレースを続け、18位でレースを終えている。
■NTTインディカー・シリーズ第12戦ハーベストGPレース1/決勝レース結果
Pos.No.DriverTeamEngineLapsSP11J.ニューガーデンチーム・ペンスキーC852227A.ロッシアンドレッティ・オートスポートH858321R.ヴィーケイエド・カーペンター・レーシングC851488C.ハータアンドレッティ・ハーディング・スタインブレナーH853510F.ローゼンクヴィストチップ・ガナッシH857612W.パワーチーム・ペンスキーC854715G.レイホールレイホール・レターマン・ラニガンH8511860J.ハーベイメイヤー・シャンク・レーシングH85699S.ディクソンチップ・ガナッシH8512108M.エリクソンチップ・ガナッシH85151159M.チルトンカーリンC8591220C.デイリーエド・カーペンター・レーシングC8514134C.キンボールA.J.フォイト・レーシングC85231426J.ヒンチクリフアンドレッティ・オートスポートH85181518S.フェルッチデイル・コイン・レーシングH84201622S.パジェノーチーム・ペンスキーC84221755A.パロウデイル・コイン・ウィズ・チームゴウH84171830佐藤琢磨レイホール・レターマン・ラニガンH84241928R.ハンター-レイアンドレッティ・オートスポートH8413207H.カストロネべスアロウ・マクラーレンSPC84192114S.ブルデーA.J.フォイト・レーシングC8416225P.オワードアロウ・マクラーレンSPC84102324S.カラムドレイヤー&レインボールドC84212441D.ケレットA.J.フォイト・レーシングC83252598M.アンドレッティアンドレッティ・ハータH795