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運転中に目撃した自転車の危険行為、2位に「スマホを操作しながらの運転」

2020年09月29日 18:50  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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セゾン自動車火災保険は9月25日、「運転中に遭遇した危険な自転車運転と、ドライバー自身の自転車利用」に関する調査結果を発表した。調査は7月にネット上で実施し、車を運転する首都圏在住の40~50代男性500人から回答を得た。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴うデリバリー需要増で、配達員の自転車マナーが話題に挙がる機会が増えてきた。自動車の運転中に「自転車の危険行為、危険運転が原因で事故になったことがあるか」と聞いたところ、3割が「事故になったことある」(28%)が回答。「事故になりそうになったことがある」(61%)という人は6割を超えた。

「『自転車運転者は交通法規を守らない』と認識して対処している」


運転中に目撃した自転車の危険行為は、最多が「信号無視や無理な横断」(83.8%)だった。以降は「スマートフォンを操作しながらの運転」(72.8%)、「イヤホンなどを用いて音楽等を聴いている」(69.2%)、「夜間の無灯火運転」(63.6%)「自動車の前を横切る左折や右折」(58.8%)などと続いた。

一方、自転車との事故を防ぐために、気を付けていることを聞いたところ、

「どのような動きをするか、最悪を考え、運転している」(50代/千葉県)
「『自転車運転者は交通法規を守らない』と認識して対処している」(50代/神奈川県)

といった声が寄せられた。

自分の住んでいる地域が自転車保険の加入義務化の対象地域かどうかを知っている人はどれほどいるのだろうか。2019年10月から義務化されている神奈川県では、8割が「知っている」(80%)と答えた。

同じく義務化されており東京都、埼玉県もそれぞれ7割以上が「知っている」(72.5%、76.0%)と回答。一方、保険加入が努力義務の千葉県では4割にとどまった。

また、実際の加入率については、神奈川県が64.0%、東京都が66.0%、埼玉県が67.0%、千葉県が46.0%だった。

続いて、自転車の交通ルールの認知度については「信号無視」(76.6%)、「酒酔い運転」(72.6%)などは7割を超えたものの、一般に事故が起こりやすいとされる交差点関連の「環状交差点安全進行義務違反」(28.8%)、「交差点安全進行義務違反」(34.4%)「交差点優先車妨害」(35.0%)の認知度が比較的低かった。