人は大人になると、純粋な気持ちで恋愛できなくなるのだろうか。掲示板ミクルに9月、「社会にでると恋愛が打算的になるってほんとですか?」という男性の相談が寄せられた。
投稿者は同僚から「学生時代は相手をスペックで判断せず内面だけで好きになり、大人はお金だけで異性を好きになる」と言われたことにショックを受けたようだ。「僕はこれから打算的な恋愛しかできないということですか?」と疑問を寄せた。(文:石川祐介)
大人になっても「内面重視」と励ます声も
実際にコメント欄には「お金がある方がデートも贅沢ができるし、結婚を視野に入れると経済力は考慮せざるを得ない。まあ、人にもよるけど多少は打算的になるところもあるだろ」と大人になれば、多かれ少なかれ打算的になると指摘する人もいたが、
「いくら高収入でもモラハラ男みたいに性格に難ありな人は選びません。生活できる経済力があり、人柄がいいかどうか等バランスは見ます」
「内面はもちろん大事です。いくら収入が良くても、性格に難があれば無理なので、打算的な恋愛しかできないなどの心配はしなくていいと思います」
と否定する声も多い。大半の人は経済力も考慮はするが、いくつになっても内面を重視することに変わりないようだ。大人になると、結婚を見据えた恋愛になるため打算的な面も出てくるのは仕方ない。ただ、投稿者が怯えるほどのことはないのかもしれない。
恋愛そもそもは打算的なもの?
また、同僚の発言を取り上げて
「その同僚さん、そういう風に言うことで『モテないのはお金のせいだ」』って自分や周りに言い聞かそうとしているだけなんじゃない?そういう考え方こそ、女性を遠ざけるのにね…」
と指摘する人も。自分がモテないことを受け入れられないからなのか「女性は薄情で打算的」と思い込むことでプライドを守っていただけの可能性も十分ある。
「学生時代は内面をしっかり見てるかって言うと、そんな事もないですよ。見た目がいいとか、将来有望そうな大学に行ってるとか、そういう理由で付き合う事もある」
「女子だけでなく男子も、顔が可愛いだけではなく、クッキーとかを手作りしてくれて、なおかつ可愛い子の方が好き=お料理もしてくれそうな可愛い子を無意識に選んでるんです」
一方、恋愛は子どもの時から打算的であるという指摘もみられた。確かに、料理ができる女性を好きになる男性や、偏差値の高い学校に通っている男性を好む女性は、学生時代に頻繁に見かけたのではないだろうか。
異性の重視する魅力は、ある程度は年齢によって変動するが、小学生であっても社会人であっても恋愛の本質そのものは大差ないのではないだろうか。投稿者は特に、恋愛のスタイルを変える必要なく、これまで通り自分の気持ちを最優先すればいいだろう。