週末のレースはエステバン・グエリエリ(FK8型ホンダ・シビック・タイプR TCR/ALL-INKL.COM Münnich Motorsport)とヤン・エルラシェール(Lynk&Co 03 TCR/Cyan Racing Lynk&Co)が勝利を飾っている。
伝統のニュルブルクリンク24時間に組み込まれたツーリングカーの世界戦は、公式練習と予選を控えた木曜から不穏な空気に包まれた。開幕戦ベルギー・ゾルダーでのレース後に、シリーズのBoP(バランス・オブ・パフォーマンス/性能調整)に不満の声を挙げていたヒュンダイ・モータースポーツ代表のアンドレア・アダモは、この第2戦に向けヒュンダイi30 N TCRのエンジン性能が95%から97.5%へと1段階改善されたにも関わらず「ヒュンダイ・モータースポーツは、カスタマーチームが今週のWTCRに参加しないことを決定した」との声明を出した。
「我々はブランドとしてもチームとしても、現状は競合他社と同様の扱いを受けておらずシリーズに歓迎されていないと感じている。ヒュンダイ・モータースポーツの拠点であるこのドイツで、BRC Hyundai N LUKOIL Squadra Corseのノルベルト・ミケリスとガブリエル・タルキーニ、Engstler Hyundai N Liqui Moly Racing Teamのルカ・エングストラーとニッキー・キャッツバーグは、ブランドを代表してレースを戦う予定で、すでにニュルブルクリンクの現場に赴いていた」