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シャーリーズ・セロン“ナショナル・ドーターズ・デー”に家族写真公開 8歳長女に心無いコメントも

2020年09月28日 13:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ナショナル・ドーターズ・デーを子供達と祝うシャーリーズ・セロン(画像は『Charlize Theron 2020年9月25日付Instagram「My heart belongs to these two beautiful powerhouses.」』のスクリーンショット)
女優シャーリーズ・セロンが25日、超レアな家族写真をInstagramに公開した。娘2人を誇らしげに抱き寄せるスリーショットに「ハッピーナショナル・ドーターズ・デー」とハッシュタグを添えたシャーリーズだったが、8歳の長女はもとは男児として養子に迎えられたため「なぜ“娘”としてこの日を祝うのか」「本人が混乱するだけ」といったコメントが多数書き込まれる結果となってしまった。

圧倒的な美貌と迫真の演技で見る者を魅了する南アフリカ共和国出身の女優シャーリーズ・セロン。長い間恋人がいないことや、結婚願望があまりないことなどを公言しているシャーリーズだが、現在は2人の養子を育てるシングルマザーだ。

そんなシャーリーズは米時間25日に子供達とのレアな家族写真をInstagramにアップしたのだが、これがちょっとした物議を醸しているようだ。というのもこの日は自身の娘を励ましたり、若い少女達を称えるエンパワーメントデーとして知られる“National Daughter’s Day(ナショナル・ドーターズ・デー)”で、2015年に養子に迎え入れたオーガストちゃんは女の子だが、2012年に養子にしたジャクソンちゃん(8)は男の子として生を受けたトランスジェンダーなのである。

ジャクソンちゃんの性別については昨年、シャーリーズ自身があるインタビューのなかで、ジャクソンちゃんは3歳頃から「男の子じゃない」と主張し始めたことや、しばらくは男の子として扱うも次第に自身に対し“He”や“Him”といった代名詞が使われることを嫌がるようになったことなどを明かしている。「男の子」という世間の認識に対するジャクソンちゃんの嫌悪感が成長とともに顕著になっていったため、我が子が葛藤する姿に心を痛めたシャーリーズはやがて、ジャクソンちゃんを自分の“娘”であると公表することを決意したそうだ。

その頃にはすでに度々メディアで女の子の格好をしたジャクソンちゃんの姿が取り沙汰されていたため、自身の子がトランスジェンダーだとカミングアウトしたシャーリーズには大きな注目が集まったと同時に、

「世間の人達があの子に対して正しい代名詞を使ってくれるとありがたい―私はあの子の母親として、それを公表することが大切だと思ったの。」
「どんなアイデンティティーにせよ、ありのままの子供達を祝福し愛することが母親である私の役目よ。」

と語る姿には賛否両論が寄せられた。

今月25日に公開した写真では、ケーキを前に笑顔を見せるジャクソンちゃん(左)とオーガストちゃん(右)、そんな2人を中央で誇らしげに抱き寄せるシャーリーズのスリーショットに

「私の心は、美しくエネルギッシュなこの2人の娘達のもの。」

とメッセージを添えている。そんなシャーリーズを

「最高に良き理解者。」
「我が子をありのまま包み込むあなたは素晴らしい母親。」

と称える声がある一方で、

「ちょっと待って。8歳の子は本当は男の子だよね?」
「これじゃあ子供がますます混乱しちゃわないの?」

といった心無い意見も多数寄せられる結果となってしまった。

ちなみにアルコール依存症の父親に母娘で苦しめられ、不幸な少女時代を過ごしたシャーリーズは、15歳の時に目の前で実母が父親を射殺する現場を目撃した。その後も男性優勢のハリウッドで必死に自身の居場所を作ってきた彼女はそうした経験を踏まえ、幼い娘達に「女性の自立」や「恋愛至上主義にならない生き方」を選ぶことの大切さを日々説いている。

世間からは「“National Daughter’s Day”を8歳の男児と祝うなんて」といった意見もあるが、シャーリーズにとってこの日は非常に大きな意味合いを持つ特別な一日であり、2人の子供達とともにこの日を過ごせたことに母親として大きな誇りを感じていたことだろう。

画像は『Charlize Theron 2020年9月25日付Instagram「My heart belongs to these two beautiful powerhouses.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)