2020年F1ロシアGPの金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=3番手/2=7番手だった。
金曜走行を前に、フェルスタッペンのマシンに今季3基目のパワーユニット(PU/エンジン)エレメント、ICE(エンジン)、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kが投入されたことが発表された。これによるペナルティはない。ホンダによると、年間のパワーユニット使用計画に沿ったもので、フェルスタッペンに前戦起きたトラブルとの関連性はないということだ。
FP1ではフェルスタッペンは22周を走行、1分35秒577(ソフトタイヤ)で、バルテリ・ボッタスが記録したトップタイムから0.654秒差。FP2でフェルスタッペンは30周を走り、1分35秒048(ソフトタイヤ)と、ボッタスの最速タイムから1.529秒遅れをとる形になった。FP2では最終コーナーでスピンを喫するシーンもあった。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン フリー走行1=3番手/2=7番手
このコースと僕らの相性があまりよくないことは分かっている。それでも最適な選択肢を探るため、2回のセッションを使ってさまざまなダウンフォースレベルを試した。
FP2では本当ならもう少しうまくやれたと思うが、マシンに関してたくさんのことをテストしていた。うまく機能したこともあれば、機能しなかったこともあった。でも明日に向けていい方向性を見いだすことができたと思う。
厳しい予選になりそうだ。トップ3に入れるかどうか今の段階では分からない。でも決勝では多少競争力が上がると思うので、それはよかったよ。
ルノーは強そうだね。でも僕らは自分たちのことに集中し、ダウンフォースレベルに関して最適な落としどころを見つけ、安定したマシンにする必要がある。予選は接戦になるだろう。最終的に表彰台に立つために、やらなければならないことがまだ残っているけれど、戦いに加わることはできると思うよ。
(走行後の会見で語り)予選で3番手に入るのは簡単ではなさそうだが、決勝では状況がよくなるだろう。ルノーが危険な存在であることは間違いないね(注:ダニエル・リカルドがFP1では2番手、FP3では3番手)。他にもどこが浮上してくるか分からない。