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アウディ、日本市場初の電気自動車「Audi e-tron Sportback」を発売

2020年09月25日 17:31  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
アウディ ジャパンはこのほど、アウディブランドとして日本初導入となる電気自動車「Audi e-tron Sportback」を発売した。

アウディは、2018年9月に電気自動車のSUVモデル「Audi e-tron」を世界初公開し、電動化攻勢を開始。2025年までに、全世界の主要な市場において20モデル以上の電気自動車(バッテリー エレクトリック ビークル=BEV)を発売し、プラグインハイブリッドを含む電動化モデルの販売台数を全体の約40%にすることを目指している。日本市場ではこの「Audi e-tron Sportback」に始まり、「Audi e-tron SUV」がそれに続く。

「Audi e-tron SUV」は、スタイリッシュなクーペスタイルのミッドサイズSUVモデル。パワートレインは前輪、後輪をそれぞれ駆動する、あわせて2基の電気モーターを搭載している。システム最大出力は300kWで、0~100km/h加速は5.7秒を実現(Sモードのブースト時。Dレンジでは6.6秒)。95kWhのエネルギー容量を誇る駆動用バッテリーにより、一充電あたりの航続可能距離は最大405km(WLTCモード)に達する。

アウディ初の装備としてバーチャルエクステリアミラーを設定。これは標準のドアミラーに代えて、小型カメラにより車両側方の視界を確保する。

エクステリアにはAudi Qファミリーをイメージさせる8角形のシングルフレームグリルを採用。プラチナグレーのフレームや下部に配したe-tronのロゴによって他のQファミリーとの差別化を図っている。インテリアは水平基調のダッシュボードの中央に、2つのMMIタッチレスポンスのディスプレイを上下に配置。アウディバーチャルコックピットをはじめとするデジタルオペレーション機能が同社の先進性を象徴している。

「Audi e-tron Sportback 1st edition」は、サイレンスパッケージ(アコースティックサイドガラス、プライバシーガラス、Bang & Olufsen 3Dサウンドシステム、パワークロージングドア)をはじめ、5Vスポークスターデザインの21インチアルミホイール、カラードブレーキキャリパーオレンジを特別装備した「Audi e-tron」日本導入記念限定モデル。また、これにバーチャルエクステリアミラーを追加したモデルを設定している。

日本仕様の「Audi e-tron Sportback」の充電には、標準装備する家庭用の普通AC(交流200V標準3kW、オプションで8kW対応)充電器と、主として公共の急速DC(直流)充電器とが対応。公共の充電設備としては全国に7,800カ所に設置されているCHAdeMO規格の急速充電器(出力50kWまで)を利用可能となる。

同社では「e-tron」の導入にあわせて、e-tron Charging Serviceを提供(一年目のみ月会費の5,000円と一分15円の従量料金が無料)。全国約7,800カ所の急速充電器のうち約86%をカバーする「合同会社 日本充電サービス(NCS)」加入の充電器で利用でき、普通充電を含めると2万1,700カ所(2020年4月現在)の充電ステーションが利用可能となる。

購入に際しては約40万円の減税メリットを受けられ、これに加えて一般社団法人次世代自動車振興センターが交付する「クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金」の該当車両のため、40万円の補助金を受け取ることができる。また同社では家庭での普通充電器の設置費用をサポートするほか、「自然電力株式会社」との提携により、購入者には、自然エネルギー実質100%による電力を提供するプランを用意している(1年間、月額1,000円の割引を提供)。

また同社初の100%電気自動車の導入にあたり、「Audi e-tron」専用のLINEアカウントによるオーナーサポートを、9月17日から開始。オーナーからの質問に対してAudi Communication Centerのオペレーターが回答する。場合によって通話に切り替えての対応も行う。

価格(税込)は、「Audi e-tron Sportback 1st edition」が1,327万円。「Audi e-tron Sportback 1st edition バーチャルエクステリアミラー仕様」は1,346万円。(エボル)