【漢字アプライ診断】「りょう」といえばどの漢字？　答えでわかるマルチタスク力

――日本語には、音は同じでも違う意味の漢字がたくさんあります。音だけ聞いて思い浮かべた漢字から、あなたのことを診断してみましょう。
※アプライ＝apply（当てはめる）の意味

【質問】
　「りょう」と聞いて、どんな漢字を思い浮かべますか？

A：量
B：両
C：料
D：寮

　あなたはどれを選びましたか？　さっそく結果をみてみましょう。

【診断できること】
「あなたのマルチタスク力」
　無意識に思い浮かべた漢字が持つ意味で、今のあなたの状態がわかります。今回は選んだ漢字から、あなたのマルチタスクを遂行する力を診断してみましょう。

■A：量……シングルタスクで一気に達成
　「量」という漢字は、穀物がいっぱいに詰まった袋と、穀物を流し入れる漏斗の口を描いて、ものの量をあらわすようになりました。集めて1つの袋に入れているところを描いたこの漢字を選んだあなたは、集中力で勝負する人です。あれこれ手を出すよりも、シングルタスクでいくほうがうまく進みます。特に時間や仕事量を区切って、その間、一気に集中して取り組む、という方法が最も効率がいいでしょう。

■B：両……バランスを考えながら複数並行してできる
　「両」という漢字は、本来は“兩”と書き、1つのものを2つに分けること、また左右釣り合った天秤を描いたという解釈もあります。この漢字を無意識に選んだあなたのマルチタスク力は、かなり高いはずです。音楽を聴きながらメールチェック、片付けしながら資料作り……と、何かと何かを同時に並行して行う「ながら仕事」を自然にこなしているのでしょう。必要なら、3つ4つ並行してもできるようになるでしょう。

■C：料……マルチタスクのほうが飽きずに効率よくできる
　「料」という漢字は、米は穀物をあらわし、斗は柄のついたひしゃくを描いていて、穀物を計って分けることをあらわすようになりました。この漢字を選んだあなたは、一点集中型ではなく、分散型でしょう。集中力は長く続かないのですが、そのかわり仕事でも趣味でも、あれこれ同時に並行して行うほうが、気持ちよく楽しく取り組むことができるのです。飽きないように、どんどん気分を変えていくのがポイントです。

■D：寮……マイペースで集中
　「寮」という漢字は、庭先で明るく燃えるかがり火を描いた尞に、家をあらわすうかんむりで、夜中かがり火が炊かれた役所や寮をあらわすようになりました。かがり火が燃えるこの漢字を無意識に選んだあなた。心の中にも、やる気の炎が燃えています。ただし気分屋で、マルチタスクは苦手。あなたの場合、自分自身がやる気にならないと何ごとも始まりません。自分のペースで好きなときに集中して行うのが、一番効率がいいのです。

　マルチタスクと、一点集中のシングルタスク、どちらの効率がいいのかは、その人本来の適性と、そのときの体調や気分によっても変わってくるのでしょう。
（高橋桐矢）

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