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1日8時間労働は長い?「日本人は働きすぎ」「そんなに集中して仕事をしている時間なんて少ない」

2020年09月23日 07:20  キャリコネニュース

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日本では、1日8時間労働、週5日勤務としている企業が多い。近年は、ブラック企業の問題や働き方改革の残業規制などもあり、より法定労働時間を意識したワークスタイルが叫ばれるようになった。

実際のところ、労働者の本音はいかがなものか。キャリコネニュース読者からは、

「日本人は働きすぎなので、1日7時間の週4日勤務が理想です」(40代男性/東京都/公務員/年収1000万円)

といった声が寄せられている。ちなみに男性の現状は「1日11時間勤務、かつ週6日の出勤。サービス出勤、サービス残業が多すぎる」という。このように1日8時間、週5日の勤務体系を「長い」と感じている人は多い。(文:鹿賀大資)

「6時間勤務は、苦にならず仕事を楽しんで続けられるのに丁度いい時間だから」

メーカー系の宮城県20代男性(年収300万円)は「週休2日では、なかなか疲れが取れない」と述べる。理想の働き方は1日7時間、週4日だ。しかし実際は休日に仕事の電話がかかってくることもある上に、平日は9時間勤務と書いている。

IT・通信系の東京都20代女性(年収400万円)を得ており、理想は6時間勤務の週3日稼働だ。理由として「働かない日より、働く日の方が少ない方がいいから」という。また、

「まったく働く日がないのもつまらないので、週2~3日が妥協点。6時間勤務は苦にならず仕事を楽しんで続けられるのに丁度いい時間」

と加える。女性の勤め先はリモートワークを推奨しているものの、「直属のリーダーが受け入れていない。結果的にリモートにならず、仕事のやる気が失せていく」という。また自身が夜型のため、

「遅い時間になるほど作業効率が高まる傾向にある。しかし決められた時間に業務をしなければいけないことで、効率の悪さを感じている」

と感じている。

自粛で初めて専業主婦を経験し「そんなに働かなくても大丈夫なのかなと」

サービス系勤務の長野県30代女性は年収250万円。夫婦で共働きをしており、子どもはいない。1日5時間、週4日の勤務スタイルを理想に掲げる。新型コロナで会社が自粛休業をした際に「3週間くらい専業主婦をしていましたが、そんなのは初めてです」という。

それまでは専業主婦が暇なものだと感じていたが、やってみると意外に楽しめたことで「そんなに働かなくても大丈夫なのかなと思っちゃいました」と綴る。しかし現状には満足していない。

「拘束時間が10時間もあります。ただ残業はほとんどなく、実質的に8時間勤務です。会社も残業をさせないように昼休みを1時間半にするなど、何かと調整しています。それなら拘束時間を短くしてほしいと感じています」

メーカー系勤務の東京都40代女性は年収350万円。理想は1日5時間、週2日稼働とし、「実は、そんなに集中して仕事をしている時間なんて少ないと思う」と持論を述べる。現在は7時間勤務で、ハンコ文化の社風に辟易しているようだ。

※キャリコネニュースでは引き続き理想の働き方は週何日勤務ですか?や【アンケート】月々の食費についてに関するアンケートを募集しています。