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欅坂46 山﨑天は、グループの中心的存在に? ステージで異様な存在感を放つ最年少メンバー

2020年09月23日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

欅坂46『欅共和国2019』(通常盤)

 新グループ名が発表された欅坂46。改名後は「櫻坂46」として活動していくという。広告には「全員で、輝ける、未来へ」といった文言とともに「欅坂46を、超えろ」と力強い言葉が打ち出されている。現在同グループは、キャプテンの菅井友香をはじめとして、小林由依や渡邉理佐といった人気メンバーへの期待が高い。それに加えて、急成長を遂げている2期生メンバーへの注目度も日に日に高まっている。そんな中、改名後に最も期待されているメンバーのひとりが山﨑天だ。今月28日に15歳の誕生日を迎える山﨑。今回はそんな彼女に焦点を当ててみたい。


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●落ち着きと繊細さ
 2005年生まれの山﨑はグループ最年少。しかし、14歳(記事執筆時点)とは思えない落ち着きがある。たとえば、番組などで見せる表情を見てもどこか達観している雰囲気があり、発言も控えめな印象だ。メンバーたちが爆笑している傍で、口元を隠しながらくすりと微笑んでいることも少なくない。一方で、『欅って、書けない?』(テレビ東京)のフィーリングカップル回では、指名した1期生と両思いにならなかったことが判明すると、人目もはばからず号泣してしまう場面があった。当時の彼女はまだ13歳。ショックで泣いてしまうのも無理はない。とはいえ、バラエティだからと割り切れないその“繊細さ”は年頃の女の子といった様子だった。“落ち着き”がある分、逆に年相応のリアクションを見せると意外に思われるのかもしれない。


●視聴者の目を引くステージ上での魅力
 落ち着きと繊細さを持つ山﨑。しかし、ステージ上となるとまた別の顔を見せる。先日、久しぶりのライブパフォーマンスとなった配信ライブ『KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!』では、これまでの彼女ともまた違った姿を見せていた。164.6cmという高身長から繰り出されるダイナミックな表現力、鋭い表情、迫り来るような迫力……。配信中にも「天ちゃんすごい成長してる」といった感想が多かったが、彼女には、ステージに立つと自然と目で追ってしまう魅力があるように思う。


 9月12日に放送された『THE MUSIC DAY 人はなぜ歌うのか?』(日本テレビ)においても、カメラに向かって誘い込むような振り付けを見せると「あの黒髪ポニーテールの子は誰?」とファン以外の視聴者からもSNSで反響が寄せられた。そこはかとなく漂う“主人公感”というべきか、彼女には観る者を惹きつける何かがあるようだ。


●不思議なセンス
 また、他のメンバーにはない独特な絵のセンスも見逃せない。番組で2期生のまだ知られていない一面を掘り下げる企画の際、「謎の絵を描いている」として彼女の絵が紹介されたことがあった。「目の絵を描くのが好き」だという山﨑は、気持ちを落ち着かせたいときなどに目の絵を描くのだとか。その絵のタッチが非常に独特で、一見不穏な印象も受けるが、細部もこだわっていて深みがある。公式ブログでも「欅坂46をイメージして書きました」として、不思議なデザインの「目」を公開している。(参照:https://www.keyakizaka46.com/s/k46o/diary/detail/33189)こうした不思議なセンスも彼女の魅力だ。


 グループ最年少とは思えない落ち着きと、ステージでの異様な存在感、そして独特の感性……彼女を見ていると2年後、3年後の同グループの中心的存在として活躍している未来が目に浮かぶ。「全員で、輝ける、未来へ」との言葉に従えば、彼女以外のメンバーも活躍してこそ「櫻坂46」なのだろうが、櫻坂46が欅坂46を超えるとき、必ずその鍵を握るひとりに山﨑天はなるだろう。(荻原 梓)