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中上貴晶「厳しいグリッドから6位を獲得できてうれしい」/MotoGP第8戦決勝

2020年09月21日 14:51  AUTOSPORT web

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2020年MotoGP第8戦エミリア・ロマーニャGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
9月20日に開催された2020年MotoGP第8戦エミリア・ロマーニャGPで、LCRホンダ・イデミツの中上貴晶が6位入賞を果たした。

 先週の第7戦サンマリノGPは、フリー走行と予選での苦戦が影響して9位。その後ミサノで行われた公式テストでセットアップを進めた中上は、今大会のフリー走行で好走をみせて初日2番手。予選では今季2回目のフロントロウとポールポジションが期待されたが、FP4と予選Q2の転倒を喫し12番手という厳しいグリッドからの決勝に臨むことになった。

 日曜日はMoto2クラスの決勝で一時的に雨が降ったため赤旗中断に。雨はすぐに上がりレースは再開されたが、その雨が路面コンディションを変化させたのか、MotoGPクラスは転倒者の多く発生し、完走13台という厳しいレースとなった。その中で中上は得意とするセクター3の高速区間とセクター4で前車をパスするなど順調にポジションを上げていった。

 決勝では7人がリタイアするなか、見事な追い上げを見せて6位でチェッカーを受けた。この結果、中上はポイントランキングで9位から7位へと浮上。ライダーズランキング首位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)と21点差でシーズン前半を終えた。

■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶 決勝6位
「6位でフィニッシュできてとてもうれしいです。12番グリッドからスタートしてトップ6に入るのはとてもたいへんでした。特にレース序盤は大きな集団となり、フロントのフィーリングに苦戦していました。でもセクター3で力強い走りができてセクター4で何人かをオーバーテイクすることができました。最後までラップタイムも安定していました」

「厳しいグリッドから6位を獲得できたのでうれしいですし、チームに感謝したいです。昨日は大きな転倒を2度してしまい、彼らは夜通しマシンを直してくれました。彼らの努力に本当に感謝したいです。また、この2週間すばらしい仕事をしてくれたすべてのスポンサーとチームにも感謝したいです」