パートナーの実家が経済的に困窮していると、いくら好意があっても結婚をためらってしまうものだ。お悩み解決掲示板に9月中旬、「彼氏の実家が団地住まいであるため、結婚して良いのか悩んでいる」という相談が寄せられた。
彼氏の両親は蓄えがなく、カツカツの生活を送っているようだ。投稿者は「彼氏のことは好きなんですけど…」と吐露し、彼氏の父親は競馬をやっているらしく「数千円くらいだから」と言ってはいるものの、「お金ない人が競馬?」と猜疑心が募っているようだ。(文:石川祐介)
「団地=貧乏だとは限りません」と偏見を正す人も
コメント欄には、目立ったのは投稿者を批判する意見だ。「団地=貧乏だとは限りません。団地に見える古いタイプの公団住宅に住んでいた友人のお父さんは、大企業の重役でした」と団地に対してネガティブな印象を持っている投稿者を批判する声のほか、
「彼氏さんの家族を見下してる時点で結婚は諦めるべきだと思いますよ。なんだかんだ言っても、結婚は家同士の繋がりですから」
「団地住まいを貧乏って言っていいのは金持ちだけです。一般家庭程度の人間が団地に住んでる人を貧乏扱いなんて『何様?』って思ってしまいます」
と両親に対する認識を指摘する人もいた。投稿者は、団地住まいの人に多少なりともネガティブな先入観を持っており、もう少し広い目を持って彼氏の両親を見てほしくもある。
「自分自身の育った環境以下の暮らしするのって結構大変ですよ」
「彼とお金の価値観は合ってますか?貧乏な家庭で育つと、子供が優秀だったとしても貧乏根性が染みついていますよ。何か気になる事はないですか」
とは言え、育った環境が違う人と一緒に生活すると歪みは生じるものだ。子どもが生まれたら、それはより顕著になるため、将来を真剣に考えるならば今のうちに金銭感覚をすり合わせておいた方が良いだろう。
「義両親が5社から借金していたことが発覚」と実体験も寄せられる
また、コメントの中には「結婚相手の両親が貧乏だったために苦労した」という体験談も寄せられている。
「入院費払えないと泣きついてきて、5社からの借金が発覚……こちらが立て替えて、現在義両親の年金の管理をして借金返済と生活費をやってますが、つい最近また他で借りてるのが発覚しました!」
「親が『お金に困ってるらしいから』『ほっとけないから』と何かにつけて『お金を貸してくれ』と言ってきました。それもちまちまと、5000円とか1万円とか『ちゃんと返すからごめんね?』とか言って。『水道代が払えない』だの、『携帯が止まりそう』だの理由をつけて」
団地に住んでいるかどうかは置いておいて、お金がないにもかかわらず競馬をしている彼氏の父親は少し不安ではある。
「彼氏の両親は年金はきちんと貰えるのか、持ち家なしなら、将来息子と同居は必須なのか等、チェックした方が無難でしょうね」
結婚すると仮定して、義両親と同居する可能性を彼氏が検討しているのかも確認しておいた方がいい。大好きな彼氏と一緒に前に進める選択肢が出せることを祈りたい。