全日本ロードレース選手権第3戦オートポリス JSB1000 レース2:野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM) 全日本ロードレース選手権第3戦オートポリスのJSB1000クラス決勝レース2は、レース1よりも3周多い18周で行われ野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝を飾った。
レース2を好スタートで飛び出したのはレース1同様に清成龍一(Keihin Honda Dream SI Racing)。中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、野左根、水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)と続き、またしてもこの4台での争いに。
2周目、水野がジェットコースター先の右コーナーで単独転倒。これでトップ集団は3台に。
3周目に野左根が中須賀の前に出た。3台はテール・トゥ・ノーズのまま周回を重ねる。
5周目には再び中須賀が野左根を捕らえて2番手浮上。順番を変えても3台は接近戦のままの緊迫状態が続く。
10周目に野左根が中須賀の前に出ると、11周目の1コーナーで清成も捕らえ、一気にトップ浮上。同じ周に中須賀も清成を捕らえて2番手に浮上している。これでヤマハファクトリーがワンツー走行を開始。レース1同様にチームメイト同士のトップ争いが始まった。
12周目に中須賀が前に出るも、野左根が差し返す。しかし再び中須賀が前に出た。
サイド・バイ・サイドの激しい争いは最終ラップまで続き、中須賀が抑えきって今シーズン初優勝かと思われたが、最終コーナーで野左根がイン側に飛び込んだ際に中須賀と接触、これにより中須賀がまさかの転倒を喫してしまった。野左根はそのまま走行を続けトップチェッカー、清成が2位に入り、前田恵助(YAMALUBE RACING TEAM)がJSB1000クラス初表彰台となる3位でゴールした。
なお最終ラップに中須賀と接触した野左根には、走行妨害による訓戒(ペナルティポイント3点)が科されている。