MotoGP第7戦サンマリノGPからの連戦となる第8戦エミリア・ロマーニャGPは、LCRホンダ・イデミツの中上貴晶が初日2番手と好調なスタートを切った。
中上は2連戦のインターバルとなった15日に行われた公式テストでセットアップを改善し、自己ベストを更新する1分31秒803をマーク。そして迎えた第8戦エミリア・ロマーニャGPでは、フリー走行1回目で1分32秒102をマークして6番手、気温も路面温度も上昇したフリー走行2回目ではさらにタイムを更新。1分31秒630の自己ベストをマークした。
中上は先週の第7戦サンマリノGPでは全面改修された新しい路面と新たにできたバンプに苦戦し予選14番手。決勝日の朝のウォームアップではトップタイムをマークしセットアップが改善されたが、グリッドの悪さが影響し、集団を抜け出せず9位に終わっている。
サンマリノGPでセッティングの方向性をつかみ、さらに公式テストでセットアップが改善されたことを確認した中上は、「表彰台を狙える」と自信を深めていた。そして、第8戦エミリア・ロマーニャGPの初日は好調な走りを見せている。土曜日のFP3ではダイレクトでQ2進出を目指し、予選では第6戦スティリアGPに続くフロントロー、そして初ポールポジションを目指す。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶 FP1:6番手/FP2:2番手
「とてもいいスタートを切ることができました。火曜日にテストをして、明らかにマシンとマシンのフィーリングがよくなり、さらに安定するようになりました。予選に向けて、1周のタイムにも一生懸命取り組んでいます。マシンが安定しているので、連続周回でもいいペースで走ることができています。とてもいいフィーリングがあります」
「セクター2は、まだ少し改善しなければならないところがあるので、予選に向けて引き続きセットアップに取り組まなければなりません。明日の目標はフロントローを獲得することです。なぜならこのサーキットはスターティンググリッドがとても重要だからです」