マイナビは9月18日、就職活動に関する調査結果を発表した。調査は8月にネット上で実施し、21年卒業予定の大学4年生および大学院2年生の会員1635人から回答を得た。
今年の就職活動を表す漢字一文字を聞くと、1位は「苦」(4.59%)だった。14年卒以降、7年連続で1位だった「楽」と入れ替わった。
「コロナ禍での就職活動、学業との両立が苦しい」
回答者からは
「自粛期間で、選考中の企業が全部選考中止になり、自分は一生就職できないのではないかという不安に陥り、苦しい日々だったから」
「コロナ禍での就職活動および、学業との両立が苦しかったため」
というコロナの影響を挙げる学生が多かった。中には「孤独で人格を否定されたような気持になった」という声も。
一方、2位には「楽」(3.98%)がランクイン。具体的には「就活を通じて学ぶことがあった」「自分をどのように評価してくれるのか楽しみながら就活ができた」などの意見が目立った。
3位以降は「耐」「動」(各3.12%)、「難」(2.45%)、「辛」(2.26%)、「迷」(2.08%)、「考」(1.96%)などと続いた。3位の「動」と答えた人からは
「就活では、何よりも動くことが大切だと思ったから」
「行こうと思っていた合同説明会が中止になり、自分で動いて情報を手にいてなければならないと感じたため」
という声が寄せられていた。