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カニエ・ウェスト、グラミー賞トロフィーに放尿か「音楽業界は現代の奴隷制度だ」

2020年09月18日 12:42  Techinsight Japan

Techinsight Japan

カニエ・ウェスト、グラミー賞トロフィーに放尿か(画像は『Kim Kardashian West 2020年4月15日付Instagram「GQ GENIUS」』のスクリーンショット)
カニエ・ウェスト(43)が自身のツイッターに公開した動画が、フォロワーに衝撃を与えている。便器の中にグラミー賞のトロフィーを置き、放尿していると見られる内容だ。カニエは自身のマスター音源をユニバーサルとソニーから取り戻したいもよう。数時間にわたるツイートではレコード会社との契約書の写真を公開するなどし、物議を醸している。

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現地時間16日、米ラップ歌手のカニエ・ウェストがツイッターで「俺を信じてくれ。止まるつもりはない」と言葉を添えて動画を投稿した。動画ではグラミー賞のトロフィーが便器に置かれ、その上からカニエが放尿しているように見える。カニエはこれまでにグラミー賞を21回受賞しており、このトロフィーはその中のひとつと思われている。

カニエは音楽レーベルがアーティストのマスター音源を持っていることに不満を抱き、動画を投稿する直前にレコード会社との契約書の写真を続々と公開していた。カニエは音楽業界を「現代の奴隷制度だ」とたとえ、「世界中のすべての法律家にこれらを見て欲しい」とつぶやいた。

動画を公開した後、カニエは音楽業界における契約についてこのようにツイートしている。

「地球上のレコード契約の90%にはロイヤリティがある。標準的なレコード契約は(マスター音源を)絶対に取り戻せないという罠なんだ。それに多くのレーベルが“配給費用”みたいな隠れたコストを契約に入れていたんだ。何もしなくても、俺達の仕事によって金を稼げるように。」

そんなカニエのツイートと動画には、様々なコメントが寄せられた。グラミー賞トロフィーの動画には、「誰かが、カニエを彼自身から救わなければ」「終わったらどうしたんだ? 取り出してシンクで洗ったのか?」といった声が届いている。

レコード契約のツイートには、「カニエが業界のスキームを暴露した」「他のアーティストにできなかった凄いことをやっている」といったコメントの他、「ダメだよ。このことが、どんなに危険なことか分かってないのか?」とカニエを心配する声もあがった。

今回の一連のツイートの間、カニエは「もし、俺のファンの誰かが白人至上主義者と連絡を取りたいなら、これがフォーブス誌の編集者だ」とつぶやき、フォーブス誌の編集者ランダル・レーン氏の電話番号をシェアした。しかしツイッターの個人情報に関するポリシーに違反したため、30分後にこのツイートは削除されている。フォーブス誌は過去にカニエを「億万長者」と認めなかったことがあり、カニエは同誌を何度も非難し続けてきた。

ちなみに『US Weekly』の情報筋は、カニエの妻キム・カーダシアン(39)は今後も夫をサポートするつもりのようだと伝えている。

「キムはカニエと結婚生活を保ち続けています。カニエが双極性障害でメンタルヘルスに悩んでいることを理解しており、彼のそばにいて助けてあげたいようです。」



画像は『Kim Kardashian West 2020年4月15日付Instagram「GQ GENIUS」、2019年11月8日付Instagram「Kanye and I celebrating @riccardotisci17 and presenting him with the Fashion Innovator Award at the @wsj Awards!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)