新型コロナウイルスの影響で人余り状態になっている企業も増えていると言うが、まだまだ人手不足が常態化している職場は多い。ガールズちゃんねるに9月8日、「人手不足の職場あるある」というトピックが立った。
「有給申請の用紙がない」
「うちの社員は有給の申請の仕方を知らない」
働き方改革の一環で有給休暇の取得が義務化されたのは記憶に新しいが、有休の申請方法すら不透明な職場もあるという。人手不足の職場で働く従業員たちにとっては、他人事ということなのだろうか。(文:石川祐介)
「40度の熱が出たのに出勤させられた」という人も
人手不足で交代要員がいなければ、コロナ禍ですら体調不良を理由に休むことも許されない。
「弟がトラックの運転してるんだけど、緊急事態宣言中に出社したら体温計とアルコール消毒の上に『点呼前に必ず検温して下さい!(※熱があっても乗って下さい!)』って貼り紙してあったらしい。『検温とは』って言ってた」
「40度熱出たけど代わりがいないからポカリスエット買って出勤。結果インフルエンザだったけど、ちゃんと定時まで働いたさすがに残業は無理って行ったけど、『顔赤いのは暖房のせいじゃないの?』とか言われてうざかった」
感染の可能性がある従業員を出勤させると他の従業員にも移してしまい、さらに深刻な状況を招く恐れもある。ただ、こうした冷静な視点を持てないほどに、目の前の現状は逼迫しているのだろう。
また、中には「母が務めていた食品工場ではトイレに行く暇がない(許可されない)のでオムツしながら働いてる人がいるって聞いた。今も地元で従業員募集してる」とトイレの時間さえ制限される、人権をまったく尊重されないような恐ろしい職場もある。
「お局はお喋りしてるだけ」 職場にいるのに仕事をしない人も
人手不足に悩む従業員がいる一方、ろくに仕事をしない従業員も相変わらずいた。
「うちの職場のわがままなお局さまも早く退職してほしいけどなかなかやめないんですよね」
「お局はお喋りしてるだけ。気に入らない後輩をいびって退職に追い込む。人手不足の職場には居てほしくない」
特に、仕事をしないお局にイライラしている、という声は多い。しまいには、仕事はせず後輩いびりに精を出し、従業員が定着しにくい職場づくりに貢献しているケースもある。
他方、働きすぎは働きすぎで問題だ。「職場に数名、仕事中毒者がいて休日でも出勤しようとする。自宅にいると何もやることがないらしい。洗濯や掃除どうしているのか」と真面目に働いている人がかえって悪影響を与えることもあるという。
ワーカーホリックなのか、家庭内に居場所がないのか、残業をいとわずに働き続ける従業員が職場の空気を歪めることもある。人手不足の原因には、こうした悪影響を及ぼす従業員の存在も大きいだろう。人手不足を無くすために、あえて仕事のできない人を切ることも必要なのだろう。