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オバマ前大統領、初の回顧録を11月に出版予定 妻・ミシェル夫人の著書は100万部超のベストセラー

2020年09月18日 09:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

11月17日に出版予定の回顧録『A PROMISED LAND』(画像は『Barack Obama 2020年9月17日付Instagram「There’s no feeling like finishing a book, and I’m proud of this one.」』のスクリーンショット)
バラク・オバマ前大統領の回顧録『A PROMISED LAND』が11月に出版されることが分かった。大作執筆に挑んだオバマ氏は自身のSNSにて著書を紹介、「本著が世界中の若者達のインスピレーションとなってくれたら」と願いを明かした。

第44代米大統領を務めたバラク・オバマ氏が米時間17日にSNSを更新し、11月に自身の回顧録が出版されることを発表した。穏やかな笑顔を浮かべるオバマ氏のモノクロ写真が表紙の同著、タイトルは「約束の地」を意味する『A PROMISED LAND』で、出版最大手「ペンギン・ランダムハウス」の子会社「クラウン・パブリッシング・グループ」よりVol.1、Vol.2の2部構成で出版される。11月にリリースされるのはVol.1のみだが、ハードカバー、デジタル版、オーディオブック、CDと様々なフォーマットにて25の言語に翻訳され、世界中で発売される予定だという。

執筆に数年間を費やした総768ページの大作『A PROMISED LAND』では、オバマ政権の組閣人事、リーマンショック、医療保険制度改革法(オバマケア)の実現、「海神の槍」作戦(Operation Neptune Spear、ウサーマ・ビン・ラーディン襲撃作戦)など数々の大きな政治的出来事に触れ、ともに闘ったチームの尽力や自身の政治家としての成功や失敗を振り返ると同時に、ミシェル夫人との結婚生活などパーソナルな部分にも深く切り込んだ内容になっているようだ。

またアメリカの国家分裂が深刻化するなかにおいて、たった1人の大統領に頼るのではなく国民1人1人が主権を持ちアメリカを再生するためにはどうすればいいか―といった未来への展望などについても語っているそうで、オバマ氏は『A PROMISED LAND』が世界中の若者達が声をあげ、よりよい世界を目指し行動を起こすインスピレーションとなってくれたら―と願いを明かしている。

2018年11月には妻のミシェル夫人が回顧録『BECOMING』を出版、発売からわずか数週間で1,122,618部(ハードカバー版)を売り上げて年間の国内売上第1位を記録したほか、「アマゾン」のベストセラーリストでは2か月以上第1位の座に君臨し続けるという快挙を達成している。ホワイトハウスを去ってからも国民から絶大なる支持を受け、多方面で精力的に活動を続けるバラク・オバマ氏が「本を書き終えた時の気持ちは何物にも変えがたい」「この本を誇りに思う」と自信をのぞかせる渾身の回顧録『A PROMISED LAND』は、11月3日の大統領選挙からちょうど2週間後となる17日に出版される予定だ。

画像は『Barack Obama 2020年9月17日付Instagram「There’s no feeling like finishing a book, and I’m proud of this one.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)