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公有化したゴッホやモネを新たな作品として再構築、匿名アーティスト「A2Z™」が渋谷パルコで初個展を開催

2020年09月17日 11:02  Fashionsnap.com

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「ボディソング」とのコラボアイテム Image by: FASHIONSNAP.COM
パブリックドメインの美術作品をオリジナル作品に昇華するアーティスト「エートゥージー(A2Z™)」が、初個展「AtoZ MUSEUM® by A2Z™」を渋谷パルコの「OIL by 美術手帖」内ギャラリースペースで開催している。入場無料で、会期は9月21まで。  エートゥージーは、匿名で東京を拠点に活動。2019年から、既に認知されている世の中の日用品や身の回りにあるものを再定義し、新たな作品として世の中に提示するプロジェクト「AtoZ MUSEUM®」を開始した。  プロジェクト第1弾にあたる同展では、2018年に著作権が消滅したシカゴ美術館所蔵の絵画を改変した作品を展示。パブリックドメインとなったフィンセント・ファン・ゴッホによる「自画像」やクロード・モネの「睡蓮」などに、UVプリントが施した作品が並ぶ。  同シリーズでは、オリジナル作品の制作年を「起源」としたAと、新たな作品として生まれ変わった年を「終焉」としたZがプリントされ、著作権が消滅し公有化してから、エートゥージーによって新しい作品として蘇った「絵画のゾンビ」になるまでが描かれている。  その他、会場内には同じくパブリックドメインとなった絵画作品を著しく抽象化させた作品も並び、中にはオリジナル作品の原型をとどめず溶解したようにも見える「The Resurrection」などが展示されている。  会場では「ボディソング(BODYSONG.)」とのコラボアイテムも発売。Tシャツやトレーナー、PVC素材のバッグを用意する他、ステッカーなどのオリジナルアイテムもラインナップする。 ■AtoZ MUSEUM® by A2ZTM会期:2020年9月10日(木)~9月21日(月・祝)会期中無休会場時間:11:00~21:00住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ2階電話番号:03-6868-3064観覧料:無料公式サイト