9月16日、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するBuzz Racing with B-Maxは、9月26~27日に開催される第2戦岡山に向け、高星明誠を起用することを正式に発表した。自身初のスーパーフォーミュラ参戦に向けて、高星が意気込みを語っている。
Buzz Racing Team with B-Maxは、今季セルジオ・セッテ・カマラとシャルル・ミレッシを起用する2台体制での参戦を予定いたが、新型コロナウイルスの影響による政府の水際対策のなか、ふたりの来日が実現できなくなっていた。
今季のスーパーフォーミュラは、8月29~30日の第1戦もてぎで開幕したが、Buzz Racing with B-MaxではチームをサポートするBuzz & Co Asset Managementの推薦もあり、名取鉄平を起用。公式テストからSFで十分戦えるスピードをみせていたが、スーパーフォーミュラ・ライツ(SFL)とのダブルエントリーということもあり、SFの決勝前にリタイアを決断していた。
第2戦に向けてチームは、今回も同様にSFLとの併催であり、また海外ドライバーの参戦は依然として厳しい状況であることに変わりはないことから、今季SFL第1ラウンドにB-Max Racing Teamからスポット参戦した高星を起用することになった。
もともと高星明誠はB-Max Racing Teamから2017年の全日本F3王座を獲得している。チームにとっても若き才能をスーパーフォーミュラに参戦させるチャンスを得たと考え、パートナーのBuzz & Co Asset Management、GOLDEXの理解、協力を得たうえで、2台体制を1台に絞って力を集中し、全力で高星のサポートに徹するとしている。
「このたび、Buzz Racing with B-Maxから全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦できるチャンスをいただけたことを、大変光栄に思います。B-Max Racing Teamは自分がプロフェッショナルレーシングドライバーとして生きていくチャンスを与えてくれたチームでもあり、僕を家族のように迎えてくれるチームです」と高星はコメントした。
「高星明誠はB-Max Racing Teamでともに全日本F3チャンピオンを獲得したドライバーですし、いつか国内トップフォーミュラへの参戦のチャンスを与えたいと思い続けてきたドライバーでもあります。海外ドライバーが来日できずに苦しんでいるチームではありますが、新たな希望のもとに、高星明誠とともに、岡山国際サーキットで精一杯戦いたいと思っています」