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スマートブルー、地域密着型ICT農場「茅ケ崎農場」の運営をスタートへ

2020年09月14日 17:31  Techable

Techable

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静岡県静岡市に本社を置くスマートブルー株式会社は、神奈川県の地域密着型ICT農場「茅ケ崎農場」の運営を今月から開始する。同農場は自然エネルギーを活用し、「茅ケ崎市低炭素まちづくり計画」の推進に寄与していく。
環境にやさしい農場として稼働スタート茅ケ崎農場の特徴は、水の使用量を抑えた栽培設備や太陽光発電を導入していること。環境負荷を極力減らした「環境調和型農場」として稼働をスタートする。

茅ケ崎農場では、ハウス上空に設置した太陽光パネルで発電を行う。発電した電気に関しては、固定価格買取制度(FIT制度)による売電を行わず、農場内の機器の動力源として活用。これにより、「エネルギーの地産地消」が実現する。

また、蓄電池の導入によって、茅ケ崎農場は災害時の防災拠点としての役割も果たす。大規模な災害に伴う停電時でも、井戸用ポンプや夜間照明、Wi-Fiなどが利用できるという。非常時には、これらの設備を無償で地域の人々に開放するとしている。
地域密着型のICT農場というユニークなコンセプト養液管理システムやモニタリングカメラなどの農業ICTによって省力化を実現したことも、茅ケ崎農場の特徴のひとつといえるだろう。同農場ではレタスやケールといった葉物野菜を周年栽培し、地域の直売所・スーパーに出荷する。また、食育の場として、学校などによる農場利用も想定しているとのこと。

さらに、神奈川県立かながわ農業アカデミーの卒業生を新規就農者として受け入れることで、地域に根ざした農業人材が活躍できる場を提供していく。

PR TIMES

(文・早川あさひ)