2020年F1トスカーナGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーはアクシデントに巻き込まれリタイアした。
16番グリッドからソフトタイヤでスタートしたガスリーは、ターン2でキミ・ライコネン(アルファロメオ)とロマン・グロージャン(ハース)にはさまれる形になり、そのアクシデントにより1周目にリタイアした。この事故にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)も巻き込まれリタイアを喫している。
このアクシデントについて審議が行われたが、スチュワードは「深刻な結果を引き起こしたものの、ひとつの“1周目のインシデント”とみなす」として、関係したドライバーたちに対してペナルティを出さなかった。
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー 決勝=リタイア
ターン1を抜けた直後にレースを終えなければならないなんて本当にがっかりしている。たくさんのマシンがサイド・バイ・サイドになってターン1になだれ込んでいき、大混乱だった。ターン2でキミとロマンの間にスペースがあり、そこに入る形になって、行き場を失った。接触が起こり、そこで終了だ。
誰かが悪いというような事故じゃないと思う。でも今日はポイント獲得のチャンスがあったのにそれを逃したと感じる。それが残念だよ。僕らは週末を通していいペースを見せてきた。予選はうまくいかなかったが、今日は絶対に挽回できると信じていたんだ。レースを走って、他のドライバーたちとポイント争いをしたかった。
でもポジティブな点に目を向けよう。パフォーマンスは良かったのだから、この状態を維持して次のソチに臨みたい。